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運動・ストレッチ

ギックリ腰にはコルセットを正しく使って猫背も矯正を!!

ギックリ腰の痛みはとても激しく、
なった人はそのあまりの痛さで身動きができないほどです。

ですが、普通の人はそれでも早く腰を治して
家事や仕事など日常生活を普通にこなさなければなりませんよね。

急性期の痛みは、治療効果の維持と悪化防止のために
コルセットや腰痛ベルトで傷めた腰を固定するのですが、
実はそれには正しい使い方があります。

また、ぎっくり腰の根本的な原因は実は猫背であることも多く、
猫背も矯正していかないとまた再発する可能性が高いです。

以下で、それぞれについて書きます。

コルセットの正しい使い方は、急性期に使って慢性期に外す事

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ギックリ腰の痛みで苦しんでいる時、
コルセットをつけなさい
と言われた事はないでしょうか?

その理由は、コルセットが傷めた腰の筋肉を保護し、
腰の骨や筋肉を支えて動きを補助してくれるからです。

また、コルセットによる圧迫と保温効果にも
痛みを和らげる働きがあります

ですが、こんな話も聞いたことはないでしょうか?

コルセットをつけていると、腰の筋肉が弱くなるよ!」
「だから「コルセットは良くない」「外しなさい」」と続きます。

果して、コルセットは使っても良いでしょうか?
いけないのでしょうか?
あなたはどっちだと思いますか?
○×プラカード

正解は、「どちらも本当」です!

なぜなら、人の体は日々変化するからです。

ギックリ腰で、痛みの強い急性期には、
コルセットを使わなければ良くなっていきにくいです。

ですが、治癒が進んで痛みが落ち着いた慢性期には、
逆にコルセットを外して弱った筋肉をリハビリする必要があります。

いつまでもコルセットに頼ってばかりでは、必要な筋肉がついてこないわけですね。

※ただし、重いものを持つとか1日立ち仕事とか、
腰に負担がかかると事前にわかっている時には、
無理せずコルセットを使ってくださいね。


大体の目安ですが、受傷後、半月から1か月もすると
大分痛みが落ち着いて慢性期に入ってきます。
そのころから少しずつ腰痛体操やストレッチを始めましょう!

また、コルセットを使う時は腰骨を絞める位置で使ってください。
たまに、腰骨より上の、ウエスト部分(腰)に巻いている人がいますが、
それでは負担のかかる腰を支える効果は殆どありません。
腰骨で絞めると骨盤が安定するので腰が楽になるのです。

ギックリ腰の原因は腰の筋肉の硬さと無理な動作

腰の筋肉が固くなるのは猫背による疲労と冷え


ギックリ腰は一般的な通称で、医学的には「急性腰部捻挫」といいます。
捻挫、つまり、患部が捻(ひね)られたり、挫(くじ)いたりしたわけです。

ですが、腰の筋肉が普通の状態なら同じように捻られてもギックリ腰になる事はありません。
ギックリ腰が起こるのは、腰の筋肉が普通の状態よりも硬くなっているからです。
硬くなった筋肉はしなやかに伸び縮みできないために、
何気ない動作でも捻挫を起こしてしまうのです。

そして硬くなる原因は、長時間のデスクワークなどで猫背でいた結果、
腰の筋肉に負担がかかり続け、疲労が蓄積した事によります。

さらに冬の寒さや夏の冷房で腰が冷えると硬さが悪化するのです。

膝を伸ばしたままの動作は腰に無理がかかる

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足元の物をとる時、膝を伸ばして立ったままの姿勢だと
腰にかかる負担がとても大きくなります。

足元までいかなくても、朝の洗面で体を前傾する時も同様です。

また、ちょっと離れた所にある物をとろうとして、
無理に手を伸ばす動作も腰に捻りが入って無理がかかります。

一つ一つの動作では自覚されてませんが、
こうした事の積み重ねが先ほどの猫背や冷えと合わせて、
腰の筋肉をどんどん疲労させ硬くさせていくのです。

猫背を矯正して無理の無い動作をしよう

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運動するにせよ普段の動作を改善するにせよ、まずは猫背を矯正しましょう。

因みに猫背というと、背中が丸い状態をイメージされるかと思います。
ですが、今回のぎっくり腰に関しては、背中よりも腰と骨盤の関係に注目します。
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つまり、骨盤が普通よりも前傾して腰の背骨(腰椎)のカーブがきつくなった、
反り腰の「腰猫背」を矯正していくのです。

※反り腰が良くなると、自然と背中や肩の猫背もなおしやすくなってきます。

反り腰を作る原因は太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が、
長時間のデスクワークの姿勢などで、
そのまま短縮して固くなっている事が多いです。

そこで、太ももの前の筋肉を伸ばすストレッチと、
デスクワークで座っている時の骨盤をまっすぐに立てる方法をご紹介します。

太ももの前の筋肉を伸ばすストレッチ

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  1. 立ったまま左膝を曲げ、左手で足の甲を掴みます。
  2. 伸ばせるところまで伸ばして10秒間キープします。
  3. 反対側の足も同じようにします。

ふらつく場合は壁や柱につかまってください。
或はベッドに横になってやっても良いです。

座っている時に骨盤をまっすぐに立てる方法

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  1. 一度、いつもの姿勢ですわります。
  2. 骨盤をまっすぐに立てて、お尻の穴が真下を向くようにします。
  3. そのまま10秒キープしてください。

どちらも毎日繰り返して行ってください。
繰り返すうちに正しい姿勢の感覚がつかめてきます。

正しい姿勢の感覚がつかめたら、
腰に負担のかからないように動作を改善しましょう!

腰に負担のかからない動作は膝と股関節をよく曲げる事


膝をつっぱって伸ばした状態では足の筋肉が固まり、
股関節の動きも固くなります。

そういう状態で体を前傾すると腰にはかなり無理がかかってしまいます。

なので、動作の改善は、
腰は真っ直ぐに伸ばしたまま軽く膝を曲げて前傾する事になります。

足元の物をとる時も腰をまっすぐにしたまま、
股関節を深く曲げてしゃがむようにしましょう。

普段から股関節の動きをよくしていると、
腰の動きもよくなるので一石二鳥です!

離れた所のものをとる時にも無理に手を伸ばさずに、
一度立ち上がってそばまで行ってとるようにすると、
かなりギックリ腰の再発は防げます。

まとめ

つらいギックリ腰ですが、コルセットを正しく使い、
腰猫背と無理な動作を改善すると回復も早く、
再発のリスクもかなり下がります。

コルセットの正しい使い方とは、
痛みの強い急性期には必ず使い(腰骨の位置でつけて骨盤を絞め)、
痛みが落ち着いた慢性期には外して腰痛体操やストレッチの運動をする事です。

腰猫背は太ももの前の筋肉を伸ばして骨盤の傾きを矯正し、
椅子に座る時も骨盤を立てるようクセをつけましょう!

無理な動作は膝と股関節の動きを柔らかく、
離れた所の物もそばまで行ってとるように改善しましょう。

初めは色々慣れないかもしれませんが、
どれもやっているうちにだんだん慣れてきます。
そうしてギックリ腰の再発と予防をして下さい。

この記事を書いたライター


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