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ゆがみ・ねじれ

肩の高さが違う!矯正するストレッチや筋トレを紹介

「最近肩がこるのよね・・・」

そんな時に整骨院や整体に行って「あれ、左右の肩の高さが違いますよ!」と指摘されたことはないですか?今まで気にはしていなかったのですが、鏡を見るたびに「あれ、肩の高さが違うかも・・・」と感じたり、お風呂から上がって裸の姿を見て、左右で何か違うと思うことがあると思います。

肩の高さが違えば、負担のかかり方も変わるので、肩こりや頭痛、腰痛などが出やすいものです。また見た目的にも気になりますよね。

よって今回肩の高さの違う場合、いったい体の中はどんな状態なのか、原因は何なのか、肩の高さの違いが与えるデメリット、そしてストレッチや筋トレなどの治し方についてご紹介いたします。

肩の高さが違う、あなたの体には何が起きているのか

肩の高さが違う場合、まず体の中で何が起きているのかパターン分けしてみましょう。

肩甲骨の高さが左右で違う

最も多いのは、肩甲骨の高さが左右で違うことです。力が入ったり逆に下がったりすると位置がずれてきます。

背骨が曲がっている

背骨が左右に曲がっていると、それに伴って肩の高さが変わってきます。タイプとして、Cの字や逆Cの字のように傾くパターンと、S字や逆S字のように波を打つようなパターンとに分かれます。

骨盤がゆがんだり傾いたりしている

骨盤のゆがみも影響します。特に骨盤が左右にゆがむことで、背骨が曲がることが予想されます。

上記の複合型

上記の肩甲骨の高さ、背骨の曲がり、骨盤のゆがみは、同時に出ることもあります。状態を見極めて対策を練っていく必要もあります。

その他

稀にですが、骨盤のゆがみかと思ってみていると、脚の長さが左右で違う方もいらっしゃいました。また足のアーチが片側だけ落ちていても同様の左右差が出ます。

肩の高さが違う、その原因は?

左右の片側だけ使い過ぎ

最初の理由は左右の一方だけ使い過ぎ、というものです。特に私たちには利き手というものが存在します。右利きの方はどうしても右側ばかりを使います。よってその影響を受けるでしょう。

ここで右利きの方を例にとり、右肩が下がるパターンと右肩が上がるパターンとで分類してその原因について深掘りしてみましょう。

右肩が下がるパターン

右肩が下がる方は、全体的に右側を酷使していることが多いです。また右側を使うあまり、右側に引っ張られて下がっている傾向があります。

特に野球やバレーボール、テニス、バトミントンなどをされている方は、右肩が下がる傾向にあります。

右肩が上がるパターン

右肩が上がる方は、上記と同じように右側を使っているが、右肩に力が入っていることが多いです。デスクワークとかで肩に力が入っている場合

1つ目の原因として、利き手などよく使う手や足が決まっていることです。特に日本人は右利きが多いので、普段より右側を使います。そうすると身体は右側に引っ張られ、通常は右肩が下がる傾向があります。

特に野球やテニス、バドミントンなどのラケットスポーツ系は、片側だけをよく使いがちです。野球ひじや野球肩などを発症する場合、たいてい右肩が下がっているケースがほとんどです。

左右で肩に力が入っていることも・・・

また人によって左右のどちらかの肩に力が入り、それで肩の高さが違っているケースもあります。例えば電話オペレーターなどで、右側で受話器を持っている場合。よく受話器を右肩と右耳で挟みます。そうすると右の肩の筋肉は、習慣で緊張が強くなります。

左右のどちらか片側でカバンを持つからといって、持っている側が上がるわけではない

ここでよくこういう表現をされる方がいらっしゃいます。

「私は右手でカバンを持つから、右側が上がっているはず」

実はそうとは限らないのです。いくつかのパターンをあげたいと思います。

①右手でカバンを持ち、右肩が下がる場合

この場合は、右肩が引っ張られて、右肩が下がるのです。

②右手でカバンを持ち、右肩が上がる場合

この場合は、右肩で支えようとして右肩の筋肉を働かせて、右肩が上がるのです。

③右手でカバンを持ち、左肩が下がる場合

これは詳細も含めて正確にいうと、右手でカバンを持つが、支えるのは左の側腹部や骨盤。よって持つ手と反対側の骨盤周りの筋肉を使うので、必然と左肩が下がるというものです。特に重たいものを持つ場合に、こうなるケースがほとんどです。

左右の肩の高さの違い、もしかしたら肩ではなく骨盤が原因かも

あとは肩の高さの原因が、肩ではなく骨盤が傾いていたり、ねじれていたりすることも考えられます。

①骨盤が右下方向に傾き、そのまま右肩が下がるケース

②骨盤が左下方向に傾いて、バランスを取るために右肩が下がるケース

いろんなパターンが考えられるのです。骨盤からくるものは、たいてい背骨の側方での曲がり(つまり側弯)も生じます。

肩の高さが違う、4つのデメリット

1、左右どちらかの肩こりや痛みが出る

辛い肩こりに思わず手が行く

左右の肩の高さが違うとバランスが崩れますから、どちらかよく使う方の肩が張ってきます。コリや痛みの自覚がある人とない人がいますが、ない人でもその状態が続くうちにだんだんコってきてしまいます。

2、左右非対称で見た目が悪い

皆で記念撮影した写真などを見た時に、左右の肩の高さが違うと体が傾いて見えて見た目が悪いです。

その姿を見た周りの人から指摘されて、自覚することが多いのは前述したとおりです。

3、左右のバランスが崩れ、スポーツでのパフォーマンス低下

ゴルフのスイングも左右のバランスが大事

ゴルフのスイングも左右のバランスが大事

例えばゴルフでは身体を振り子のように動かすため、左右のバランスがよくないとクラブの動くコースがくるってボールが思った方向へ飛びません。

また、野球でもピッチングの際に、良く使う利き腕側の肩が下がると肩の可動域が狭くなるケースが多く、球に伸びが出ません。

しかも、可動域の狭さを無意識に補おうとして手投げになり、野球肘のような障害をおこすリスクもあります。

4、顔や頭の左右差が出る

肩だけでなく、顔や頭にも左右差が出ます。たいてい顔は左右非対称なのですが、その非対称差が多く出て、顔が歪むのです。また頭蓋骨も左右で形がいびつになるので、頭痛などの症状も出やすくなるのです。

肩の高さが違う、矯正のためのストレッチ、筋トレ方法

1、左右均等にストレッチをして肩の位置を戻す

バンザイするようなストレッチで肩を伸ばす

バンザイするようなストレッチで肩を伸ばす

左右の肩の高さをそろえて見た目とコリを改善するためには、まずは肩周りの筋肉をストレッチで伸ばし、肩を正常な位置に戻す必要があります。

ちなみに、肩の高さとは肩甲骨の高さです。

なので、肩甲骨周りの筋肉をストレッチすること、そして骨盤にゆがみがあれば骨盤周りの筋肉もストレッチする必要があります。

肩甲骨周りの筋肉は、ざっとあげただけでもこれだけあります。

  1. 僧帽筋(そうぼうきん)
  2. 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
  3. 三角筋
  4. 大胸筋
  5. 小胸筋
  6. 広背筋
  7. 大円筋

ですが、もともと興味のある方やトレーナーのようなお仕事の方はともかく、一般の人は深く考えずに肩周りのストレッチをすればよいと思います。

またストレッチは、左右均等に行なうようにしてください。右が硬くなっているからといって、右だけ一生懸命やらなくてはいけないと思ってしまいがちです。しかし両方行なうことでリセットされるので心配しないでください。

2、左右の骨盤周りもストレッチをする

肩だけでなく、骨盤周りも行なってください。私たちは見ればすぐどこから来ているかわかりますが、皆さんはその左右の肩の高さの違いがどこから来ているかわからないのではないでしょうか?

よって骨盤周りもしっかり伸ばしておくように心がけてください。

3、ふだんと逆の手を使う

右利きの人は左手を使ってみる

右利きの人は左手を使ってみる

いつも同じ側を使うということが問題なので、逆側も使って左右のバランスをとりましょう。

そうするとストレッチで戻した肩の状態を維持しやすいです。

例えば、ゴルフなら反対方向の素振りをしたり、野球でも利き腕じゃない方でピッチングの練習をするなどです。反対方向の動きはかなりやりづらいので、無理に力を入れると体の歪みや痛みがでます。

それを防ぐためには、スローエクササイズが向いています。ゆっくりとした動きで正しいフォームを意識しましょう。

4、整体で体を矯正してもらう

整体で肩甲骨周りを矯正

整体で肩甲骨周りを矯正

自分でストレッチをしても効果がない、とか仕事によっては左右の替えがきかないという場合には、整体院や整骨院で矯正してもらうのも”手”です。

姿勢の専門家に詳しくみてもらって、自分の状態を教えてもらうのです。そしてその場で矯正してもらい、セルフケアの方法を伺うと、自分一人でやるよりも早く改善効果も得られます。

左右の肩の高さが違う方のための、矯正用2つの簡単ストレッチ方法

今までのお話から、ご自身で左右の肩の高さへのケアを行なう場合、大きく分けて2箇所改善する必要があります。1つは肩周りです。これは言わずと知れた局所の部分です。

そしてもう1つが、骨盤なのです。骨盤は身体の土台なので、この部分が傾いたら左右の肩の高さが違うのは必然です。

よってこの2つの簡単なストレッチについて、ご紹介します。

左右の肩の高さを整える、肩周りのストレッチ

肩回りの正しいストレッチ

肩回りの正しいストレッチ

1、足を肩幅に開いて立ちます
2、両腕を90度横に上げ、両肘を曲げます
3、そのまま、10秒かけてゆっくり後ろに肩をまわします
4、肩が一番後ろまできたら脱力して「ストン」と肩を落とします
5、毎日最低1回継続してください(肩コリの人は2~3回やってもok)

下がっている側の筋肉が短縮しているなら、そちら側だけストレッチをすればいいと思われるかもしれません。ですが、片側だけを使うことは左右の筋バランスを崩してしまいます。なので、両方を同じように使うストレッチが効果的なのです。

左右の肩の高さを整える、骨盤周りのストレッチ

骨盤周りの筋肉もストレッチ

骨盤周りの筋肉もストレッチ

1、足を肩幅の倍の広さにして立ちます
2、両足のつま先が正面を向くようにします
3、膝に手を置いて右膝に体重をかけ、左足を横に伸ばして10秒キープ
4、反対側の足も同様にします
5、毎日最低1回継続して下さい(デスクワークの人は2~3回やってもok)

骨盤の横方向への歪みが原因ですので、側面の筋肉を左右同じようにストレッチして、筋バランスが揃うようにします。

※ストレッチをやる時は、力を抜くことと、(呼吸を止めずに)息を吐きながら伸ばすことがポイントになります。

まとめ及び追記

左右の肩の高さが違う、それを知った時に衝撃を覚えるかもしれません。それには必ず原因があります。そして適切な対策をすることで、変わってくるのです。

同時に左右の肩の高さの違いは、肩の高さが違うという見た目的な要因に止まらず、意外と頚椎の歪みに直結し、頭痛などの原因になりうることも想定しておく必要があります。左右の肩の高さが違い、そして頭痛がある方は、注意が必要です。よってここで書かれているストレッチは必須として行なうようにしてください。

ちなみに私の感覚ですが、左右の肩の高さは、肩だけでなく骨盤の歪みや傾きがある方が圧倒的に多いのです。骨盤という土台を決めていくと、良い姿勢が作れてくると思います。

特に土台である骨盤において、良い状態をキープされたい方は、整体ショーツがオススメです。

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この記事を書いたライター


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