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運動・ストレッチ

企業が社員の猫背を気にする時代!業績も健康も良い姿勢から!!

先日あるインターネットのサイトで、
企業が社員の猫背を気にしている
というような記事をみかけました。

これまで、ビジネスマン(マンは男性だけでなく、女性も含めた”人間”という意味で使っています)
本人が自分の猫背を気にすることはあっても、
企業側から言われることはなかったと思います。

これは健康に働くための「環境整備」ともいえる、
画期的なものだと思います。

ちなみに例えば、その記事内のアンケートでは、
健康に関心がある人は87%と高いのに対し、
健康だと思っている人は54%と落ち、
約半分の人が不健康だという自覚をもっています。

さらに睡眠で十分休養が取れている人は27%という低さで、、
睡眠セミナーへ関心を示す人も年齢を問わず増えているそうです。

以下で詳しく書きます。

きっかけは新入社員の途中退社から


上記記事を実際に読むと、猫背という文言はほとんどなくて、
健康という言葉がよく使われていましたが、
とにかく、新卒で入った社員が健康を害して退社したこと」が
そもそものきっかけ
となったそうです。

若い体力に任せてつい無理なスケジュールで
仕事を頑張った結果そうなってしまったのでしょう。

会社は業績をあげることが目的だと思いますが、
実際にそこで働いているのは一人一人の社員です。

そこで、「会社の業績アップには社員の健康が必要だ!
ということで健康への取り組みが始まったということのようです。

基本的な考え方は、以下になります。
運動で健康になるといきいきとする」
→「すると仕事もいきいきと活躍」

また、「ウォークビズ」の推奨もされていました。
それは、クールビズのウォーク版で、自社では歩きやすい靴
(機能的な革靴やスニーカー)での通勤・勤務を推奨し、
ひと駅歩くことや、社内でもエレベーターでなく、
階段を利用しようと呼びかけるものだそうです。

また、姿勢を良くするような健康グッズや、
添加物を減らした惣菜などの健康食品
オフィスに常備している会社もあるそうですね。

健康的な歩き方は良い姿勢から!


記事中では、歩き方についても紹介されていて、
悪い歩き方・良い歩き方について解説されています。

いろいろ細かく書かれていましたが、
結局は、背すじを伸ばして大股で歩くと良い歩き方になる、
ということだと解釈でさせていただきました。

実は歩き方と姿勢には深い関係があります。
なぜなら、猫背の人は大股で歩くことができない・やりづらいからです。

なので、猫背を改善することと大股歩きはイコールでもあります。

大股で歩く時は、しっかり顔をあげて、
前に出した足は踵から着地し、
後ろの足はしっかり蹴りだすようにしましょう!

運動だけでは不十分!姿勢が悪いと身体は不調を起こします

猫背は運動の際にもマイナスに


一通り、記事を読ませていただいたのですが、
結局、健康についての取り組みは十分紹介されていましたが、
残念なことに猫背に言及している部分がほとんどありませんでした。

健康のために運動をすることには大賛成なのですが、
姿勢が悪いとかえって傷めることもあります。

なぜなら、先ほどの歩き方でもふれましたが、
猫背だと大股で歩きにくいので、
ウォークビズの際にも差し支えがあります

また、猫背でいることは胸がつぶれて酸欠になるので持久力も低下します。

猫背で内臓の働きも低下


胸がつぶれると上から押される形で、お腹の内臓も圧迫されます。
その結果、胃下垂になるなど胃腸の働きも低下するため、
食べ物の消化・吸収・便通にも影響が出ます。

猫背で運動するとコリや痛みも


また、猫背で背中が丸いと腰や背中の筋肉に過度の負担がかかります。

すると疲労した部分の筋肉が固くこりかたまっていき、
やがて肩こりや腰痛を起こす可能性がありますし、
運動した際に関節に無理がかかって傷めるリスクもあります。

猫背は睡眠にも悪影響が!


話は少しかわりますが、良い睡眠にも姿勢が関係します。

といいますのも、睡眠リズムは自律神経がコントロールしていますが、
自律神経の幹は背骨のわきにあり、中枢は後頭部にあります。

猫背で背骨が丸くなり、首猫背で後頭部がつまってくると
それらの自律神経の幹・中枢が影響を受けて働きが乱れ、
睡眠リズムも正常な働きができなくなる恐れがあるわけです。

猫背は見た目も悪い


そもそも、ビジネスマンは見た目が大事だと思いますが、
猫背では貧相に見えたり、だらしなく見えるなど、
取引相手にネガティブなイメージを与えてしまいます
よね。

姿勢を良くするストレッチ

良い姿勢を作り・維持するためにはストレッチがおススメです。

猫背で固まった身体をノビノビとさせ、
その姿勢を身体で記憶して、維持していきましょう。

猫背を改善する場合は、背中や首など目につく部位だけストレッチをしても
根本的なところをやらないでいるとすぐ元に戻ってしまいます。

根本的なところとは、身体の中心であり、背骨の土台である骨盤です。
実は、多くの人は骨盤が知らないうちに正常よりも前や後ろに傾いていることが多く、
土台である骨盤の傾きを補正するために上半身が猫背になっていることが多いのです。

なので、まずは骨盤をまっすぐ立てることから始めます。

骨盤を立てるストレッチ・①

1、壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2、右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます
3、両膝が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4、10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください

骨盤をまっすぐ立てるためのストレッチ・②


1、椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につきます
2、右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3、背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4、太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5、10秒経ったら反対側も同様にします。

背中や肩をのびのびと伸ばすストレッチ


1、足を肩幅に開き、肩の力をぬいて立ちます
2、万歳をする時のようにゆっくり両腕を頭の横まで挙げてください
3、同時に腕の動きに合わせるように顔も斜め45度上を見ながら後ろに引きます
4、背中から肩にかけていっぱいまで反らせたところで10秒キープ
5、10秒経ったら、脱力して横からゆっくりと腕をおろします
6、顔は後ろに引いたまま、顎を引いて前を向くようにします
(顎を引くのがやりづらい時は、うなじを上に伸ばすようにすると多少楽になります)

身体に良い姿勢のクセをつける


ストレッチで猫背の身体が伸びてきたら、
良い姿勢を身体で記憶するようにします。

やり方は、鏡を使ってマメに自分の姿勢をチェックし
鏡から離れている時もその姿勢をキープするようにします

まとめ

企業は業績を上げて社会貢献することが目的だと思いますが、
結局はそこで働く人の力によってそれは行われます。

そして、人が働いて業績を上げ続けるためには、
健康でいなければなりません。

そのために企業が運動・食品などの環境を整えることには大賛成ですが、
そもそも姿勢が悪かったら十分な効果があがりません。

ぜひ、一度姿勢から見直し、いつまでも健康で活躍なさってください。

この記事を書いたライター


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