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ゆがみ・ねじれ

猫背は足元のゆがみが原因?!2つの足指矯正法で改善を!!

猫背というと、「背中が丸い」というイメージがあると思いますが、
しばらく前から「首猫背」や「腰猫背」という言葉が
テレビやインターネットで少しずつ言われるようになり、
猫背が背中だけの問題でないことが知られてきました。

私の行っている猫背矯正でも、
「姿勢の土台は骨盤。骨盤がゆがむと上体も歪む」
といっていて、背中よりも骨盤からの改善を重視しています。

ですが、実は人の身体には骨盤よりもさらに土台となる部分がありますよね?
それは、「足」です。

足の裏が偏平足だったり、浮指・外反母趾などのような
足指の変形も
姿勢をゆがめる原因だったのです。

以下で足の変形について書きます。

足の歪みには2種類ある

自分では気が付かない足の歪み部分

普通の猫背なら体の中心である骨盤のゆがみが原因なので
骨盤からのアプローチで猫背が改善されます。
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ですが、中には骨盤のさらに下、つまり足の歪みが原因にもなっている場合もあります。

具体的には以下の部分のゆがみです。

  • 股関節のゆがみ
  • 膝関節
  • 足関節
  • 足指
  • 足裏

このうち、股関節と膝関節、足関節の歪みに関しては、
普通の人が自分でセルフケアする事は難しいです。

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多分、ゆがみがある事にも気が付いていないかもしれません。

なぜなら普段の生活習慣で無意識に歪むような姿勢や動作をとっているために、
本人にとってはその状態が普通に感じられているからです。

例えば、いつも座る時片足を組むとか、
つま先と膝のお皿の向きがずれる(捻じれている)、
いつもあぐらをかいてるので足の内側が持ち上がる(内反・内返し)など・・・・。

そういった場合、自分では歪みがわからないので、病院や整骨院など
筋肉や骨格の専門家に診ていただくのが一番です。

自分で気が付く足の歪み部分

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自分で気が付いてセルフケアできる部分は、
残った部分、つまり、足指や足裏の部分です、

足指の歪みとは、”浮き指”のように指が床につかずに浮いた状態などですが、
足裏が平らな偏平足もそうですね。

足指が変形する原因としては、
くつが大きすぎたり小さすぎることがあげられますが、
先ほどの浮き指だけでなく外反母趾内反小趾などで
指が”ぎゅっ”とまとまっていることもあり、とても良くないですよね・・・。

何故なら、立ったり歩いたりする時に足全体でしっかりと全体重を受け止め、
支えることができないからです。

そうすると、結局、首や背中など身体の上の部位も歪み、
筋力や靱帯のような軟部組織の中で耐久力の弱い部分を傷めてしまうのです。

例えば、家やビルを建てることを想像してみてください。
土台がしっかりとして、柱が根元から立っていればよいですが、
基礎工事がずさんで床が平らじゃなかったり柱が細かったり歪んでいたらどうでしょう?
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何事も無ければ、その建物が無事かもしれませんが、
長い年月の間に徐々に壁にひびが入ったり、
地震の時には耐え切れず崩れてしまうのは当然ですよね・・・。

また、偏平足は本来ある筈の足裏のアーチがないわけですが、
足裏のアーチには縦と横があるってご存知でしょうか?

縦アーチはかかととつま先方向、
横アーチは親指から小指にかけての方向で、
両方のアーチがしっかりしていることで、
全身を受け止め、支えることができるのです。
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ちなみに縦アーチがないのを偏平足
横アーチがないのを開帳足
といっています。

アーチのない偏平足はクッション性が低いので、着地の衝撃や体重を
常にまともに受け止めているのでとても疲れやすいです。

たまった疲労がやがて血行不良・筋力低下もおこしていくので、
なにかの拍子にむくみや痛みを生じていきます。

特に女性はヒールやつま先の細い靴を履くことが多いので、
(そういうデザインの靴が殆どなので仕方がないのですが)
外反母趾内反小指になりやすいです。
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また、子供のころから運動不足で、あまり歩かないと足裏アーチが
発達しないために、現代では偏平足の子供が増えています。
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ハイヒールがあなたを猫背にする!

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ハイヒールを履いている期間が長いと、
脱いだ時も足首が伸びたまま足首(足関節)が固まってしまうので
裸足の時やペタンコのくつを吐いた時には、
体が後ろに倒れそうな感じになります。

これは医学的には、「足関節底屈拘縮」といって
そのままではまっすぐ立てないので無意識にお尻(骨盤)を後ろに引き、
さらに上体が倒れないように背中を丸めて猫背になってしまいます。

(横から見ると体が「くの字」になっています)

改善するための2つのストレッチ

足の指を活かすグーパー運動

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1、はだしになって足の指を一本一本もみます
2、さらに5本の足の指の間に、手の指を1本ずつ入れて広げ、指同士を大きく開かせます
3、足の指が一本ずつ離れたら、ぎゅっと足指を10回握るように縮めましょう
4、その次は、指をパッと開く動作を10回繰り返します。

入浴時に石鹸をよく泡立てて、足の指を一本一本洗いながらもみほぐすと
広がりやすくなるし、キレイにもなるので一石二鳥です。
また、指先の血行・リンパの流れもよくなります。

つま先立ちと踵立ち

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1、足を軽く肩幅に開いて立ちます。
2、ふらつくと危ないので何かにつかまって「つま先立ち」で10秒キープ
3、両足でそれができたら、「片足ずつ、つま先立ち」で10秒キープ
※もし10秒キープできなければ短い時間でもかまいません。

4、今度は反対につま先を反らせて踵立ちで10秒キープ
※階段など、段差のある所に足の先をのせるやり方もあります。

浮指になっていると、足の指の力が弱まるので
つま先立ちができなくなります。

また、ヒールのある靴を常に履いていると、
ふくらはぎが短縮したままて足首がかたまるので、
つま先立ちでふくらはぎの筋肉を足首をよく伸ばしましょう!

毎日繰り返していくうちに筋力や血行などが改善され、
だんだん足のアーチも復活してきます。

タオルギャザーは内反足を作る!

整形外科などでは、よく浮指や偏平足をなおすために「タオルギャザー」といって、
足の指で拡げたタオルを掴む運動をさせることがあります。

ですが、筋肉の働きを考えると
足首がゆがむ(内反する)リスクがあるのでよくありません。

なぜなら、足の指でタオルを掴む時使われる筋肉の「総指屈筋」は、
指を曲げるだけでなく、足首を内側に返す動きもあるからです。

なので、もしやるなら足首を動かさないように気を付けて、
指の動きだけになるよう気を付けてください!!

まとめ

猫背の中には足の歪みが原因のケースもあります。

といっても、股関節や膝関節のような部分のゆがみは
普通の人には気が付きにくく矯正も難しいので、
姿勢の専門家のいる病院・治療院に相談してみてください。

比較的気が付きやすく矯正しやすい足指・足裏については
先ほどのストレッチで矯正していきましょう!

ちなみに、かかと立ちには「第2の心臓」といわれるふくらはぎのストレッチと
筋力向上・血行リンパの流れ促進効果もあって一石二鳥です。

この記事を書いたライター


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