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「のびのび健康生活」のオウンドメディア

猫背が原因で起きる疾患

なかなか治らない肩こりの原因は猫背かも?3つの改善方法

「私、猫背だから肩がこると思う」
「姿勢がわるいから肩がこる(んだと思う)」
と感覚的に感じられている人が増えているように感じます。

それは、ここ2,3年くらいテレビやインターネットサイトで
「慢性的な肩こりは、姿勢の悪さが原因」
ということがしきりに言われるようになったからだと思います。

実際、猫背になると、肩こり・首のこり、腰痛などの症状が身体にでるものですが、
その中でも肩こりが一番「猫背が原因」だと気がつきやすいようです。

以下で猫背と肩こりについて書きます。

 

 

なぜ猫背だと肩がこるのか?3つの理由

 

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1、首や肩の筋肉に負担がかかる

猫背になると顔や肩甲骨が常に前に出ている状態になります。

図の筋肉は「僧帽筋(そうぼうきん)」といいますが、
上の方の筋肉は頭から始まって、
斜めに肩甲骨へとつながっています。

なので、ずっとその姿勢のままでいると、
肩甲骨とそのまわりの筋肉に負担がかかり続けます。

負担がかかり続けた筋肉は疲労がたまり、
やがてガチガチに固くなるために肩こりになるのです。

 

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2、腕や肩を動かすときに肩の筋肉や関節に負担がかかる

猫背で肩が前に出ている姿勢は、肩甲骨が前に巻き込んだ「巻き肩」といいます。

腕の骨は肩甲骨についているので、そのままだと
腕の動きが制限されて、例えば「バンザイ」しようとしても腕が頭の横まで上がりません。

もちろん、大きく後ろに振りかぶる動作も制限されます。

ずっとそんな状態で腕や肩を動かしていると
通常よりも肩の関節や靱帯・軟骨といった軟部組織にも
無理がかかり続けるため、こりや痛みを感じるようになっていきます。

※野球肘なども、実はこういうことが原因です。

 

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3、筋肉が酸欠になる

猫背で背中が丸まったままだと、胸がつぶれています。

胸の中には肺があり、大きく広がることができない状態になります。

そのため、大きく息を吸ったり吐いたりできず呼吸が浅くなるのです。

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その結果、筋肉に十分な酸素がいきわたらないため、
巻き肩などで疲労した筋肉も酸欠となり、
疲労が回復できないまま、肩こりが悪化していきます。

 

まずはすぐにできる3つの方法で肩こりを解消!

 

猫背が原因の肩こりを治すためには、
根本原因である「猫背を矯正すること」が必要です。

ですが、長いあいだ猫背でいる人が、姿勢を矯正しようと思ってもある程度の時間がかかるため、
まずはすぐできる肩コリの解消法を紹介します。
(専門用語で対症療法と言います)

 

①3つの肩こり解消法

 

1、マッサージや鍼で肩のこりをほぐす

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マッサージや鍼は、こった筋肉を直接刺激してほぐします。

血行も改善されるために肩こりを回復させてくれます。

 

2、入浴で体を温めて血行をよくする

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血管は筋肉の中や間にあり、かたくなった筋肉は血管を圧迫して血流を悪くしています。

そこで、40度くらいのお湯に20分ほどつかって筋肉を温めます。
温まって筋肉がほぐれると、血管の圧迫もゆるみ
血行がよくなって疲労物質が回収されます。

さらに、血流によって新鮮な酸素や栄養が、
疲労した筋肉に送りこまれるので肩こりが回復してきます。

ちなみに普通に肩までお湯につかると水圧で心臓に負担がかかったり、
のぼせるおそれもあるので、半身浴がおススメです。
※半身浴をするときには、肩にタオルをかけるなどして上半身を冷やさないようにご注意ください。

 

3、ストレッチや体操で固まった筋肉をほぐす

 

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ストレッチも体操をするときは、余計な力を入れないことがポイントです。

ガチガチに固まった筋肉を”のびのび”と伸ばすようにして、
巻き肩で前に出た肩甲骨をもとに戻しましょう!
(巻き肩は「前肩型猫背」ともいって猫背の一種です)

肩こり解消ストレッチ

1、両ひじを横にはり、指先で軽く肩にふれます
2、ひじで空中に円を描くように、前から後ろにゆっくりと10数えながら回します。
3、まわし終わったらその場で「ストン」と肩を落とすようにします。
4、毎日1回は行ってください。
※肩の力は抜いて、大きく円を描きましょう。
これも、マメに行って頂くと肩こり予防にもなります。

ストレッチや体操は、一度にたくさんやるよりも、毎日少しずつでも継続する方が効果的です。

 

 

すぐに姿勢をよくする3つの方法

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先ほどの3つの方法で肩こりを解消することはできます。
ですが、猫背のままではまた再発してしまいますよね。

そこで、次はすぐできる「姿勢を良くする方法」を書いていきます!

 

1、鏡で姿勢をチェックし、猫背をなおす

 

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家の姿見でも、外を歩いていて見かけたお店のショーウインドウでもいいので、
マメにご自分の姿をチェックするようにしてください。

そのときは、

  • 顔(あご)がでていないか
  • 肩が巻き込んでいないか
  • 背中が丸まってないか

というように一つ一つのポイントを見て、
普段から猫背をよくするよう心がけましょう!

 

2、椅子には骨盤をまっすぐ立てて座る

 

 

イスに座っている時、猫背の人はお尻が前にすべっていたりして、
骨盤が後ろや前に倒れていることが多いです。

骨盤は体の土台なので、倒れたままでは良い姿勢をとることができません。

そこで、お尻の穴や尾骨(しっぽの骨)がまっすぐ下を向くように座り直してください。
倒れている骨盤をまっすぐに立てるのです。

 

そうすると、背筋がスッと伸びて姿勢がよくなる感覚がわかります。

 

3、スマホやパソコンは目の高さに上げて見る

 

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スマホを見る時はたいてい顔が前に出て、下を向いた猫背になっています。
デスクワークでパソコンを使うときも自然と顔が前に出て背中が丸くなっています。

そうならないようにするため、スマホは目の高さに持ち上げ、
パソコンのモニターを高く置くなど角度を調整して使うようにしてみてください。

 

もし、これら3つの方法でも猫背が改善されない場合は、
身体にガンコな「猫背」のクセがしみこんでしまっています。

その場合は、できたら姿勢専門の治療院にご相談されたり、
猫背矯正を受けることをおススメします。
(今は、たいがいの治療院で「無料相談」を受け付けています。
事前に、そこの治療院のホームページでご確認いただくと間違いないと思います。)

 

まとめ

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猫背は肩こり以外にも、体へさまざまな悪影響を及ぼします。

ですが、肩こりが一番猫背との関係を自覚しやすいようですので、
まずはつらい肩こりを解消し、姿勢を改善して再発を予防もしましょう!

ですが、自分一人でうまく猫背がなおせない場合や、
猫背の対策方法についてもっとくわしく知りたい方には下記のサイトをおススメします。

 

自宅でできる猫背矯正公式サイト

自宅でできる猫背矯正

こちらのサイトでは「猫背を本当になおすための考え方」猫背矯正ベルトの効果的な使い方、
ストレッチや筋トレは体をどのように動かしたらいいかなどについて解説されていています。

今回ご紹介した猫背対策や上記のサイトをご参考にして、
ぜひ一日も早く猫背と肩こりにサヨナラしてくださいね!

この記事を書いたライター


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