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ゆがみ・ねじれ

ぽっこりお腹は骨盤を正しく使うことから改善を!

若い頃は割とスッキリした体形の人でも、
30代、40代と年を重ねるにつれ、
徐々に体形がくずれてぽっこりお腹になりやすいかと思います。

それは、多少の差はあれ男性でも女性でもどちらでもあることでしょう。

単純に加齢による代謝の低下や社会人になってからの運動不足などが
原因ともいえるわけですがそもそも姿勢が悪くなっていることも見逃せません。

そして、姿勢とは身体の中心である骨盤から見直す必要があります。

ちなみに、今回は運動不足による腹筋の筋力低下や
代謝の低下による脂肪の蓄積の結果(肥満)というよりも、
ぽっこりお腹が身体のゆがみによる場合のものについて取り上げています。

以下で詳しく書きます。

なぜ骨盤がゆがむとぽっこりお腹になるのか


骨盤とは、簡単にいうとお腹の底にあって内臓を受け止める器です。
そして足の骨の付け根である股関節が下にあって、
上には背骨がついて上半身の土台にもなっています。

背すじがまっすぐ伸びた良い姿勢で骨盤がまっすぐ立っていれば、
内臓も骨盤の上に収まるはずなのでぽっこりお腹になることはそうそうありません。

ですが、骨盤が通常の状態よりも前傾したり後傾していると
内臓のおさまりが悪くなった結果、ぽっこりお腹になりやすくなってくるわけです。

また、背中が丸い猫背でも内臓は上から圧迫されて下垂し、
ぽっこりお腹を助長することにもなります。

骨盤がゆがむ原因


骨盤は本来であれば、やや前傾した状態でまっすぐ立っていますし、
本来なら左右のバランスも均等になっているものです。

ですが、長時間のデスクワークで座りっぱなしや
片足を組む動作のくせなどでだんだんとゆがんできます。

例えば、誰でも長時間座っていると疲労してきて、
お尻が後ろに倒れた”仙骨座り(骨盤後傾)”
という姿勢になっている経験はあるかと思います。

また、姿勢を良くしようと胸をはった結果、反り腰(骨盤前傾)になったり・・・。

女性の場合、胸と腰を反らせると一見バストアップやヒップアップ効果があるように見えますよね。

ですが、本来のバストアップやヒップアップは筋力で持ち上げるもので、
骨格を動かして無理やりその位置に持ってくるのは
本質的なものとは言えません。


特に反り腰は慢性腰痛の原因にもなりやすいので
あまりおススメできません。

骨盤の傾きはお尻の形で判断できる


骨盤のゆがみについて、いきなり言われても自分ではどうなっているか、
なかなか判断できない人が多いかと思います。

骨盤の位置を自分の目で見ることは難しいですし、
ゆがんでいる姿勢もずっとそのままでいると慣れてしまって、
それを普通に感じてしまうからです。

そこで一番簡単な骨盤のゆがみの判断方法は、お尻の形を見ることです。

鏡の前に立ち、横から自分の腰のあたりを見てみてください。

お尻が突き出して腰が反っていたら前傾しています。
逆にお尻が平らに近くて腰が丸くなっていたら後傾しています。

骨盤が前傾している人は太ももの前の筋肉(大腿四頭筋など)が短縮して硬く、
後傾している人は太ももの後ろの筋肉(ハムストリングスなど)が
短縮して硬くなっていることが多いです。

そのため、いきなり骨盤をまっすぐに立てようとしても、
短縮して硬くなった筋肉がすぐには伸びずに邪魔をします。

よって、まずはそれらの筋肉をストレッチで伸びるようにしてから
骨盤や背すじをまっすぐに立てるようにしていきましょう。

骨盤をまっすぐ立て背すじを伸ばすストレッチ

太ももの前を伸ばすストレッチ


1.壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2.右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます。
3.両膝の間が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ。
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4.10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください。

太ももの後ろを伸ばすストレッチ


1.椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につけます
2.右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3.背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4.太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5.10秒経ったら反対側も同様にします。

よくお腹を突き出さずに、背中が丸くなっている人がいますが、
それでは太ももの後ろが伸びてこないのでご注意ください。

上半身をまっすぐにするストレッチ


1、足を肩幅に開いて立ちます
2、ゆっくり両手をあげてバンザイをします
3、手がいっぱいまで上がったら胸も斜め上に突き上げるようにします
4、合わせて、なるべく顎が上がらないようにしながら首を後ろに引きます
5、手、胸、首をいっぱいまで伸ばしたところで10秒キープ
6、10秒経ったらその姿勢のまま、身体の力をぬいて手を下ろします

鏡で良い姿勢のくせをつける


1.上記のストレッチは10秒程度でいいので毎日継続してください
2.猫背でガチガチだった身体がのびるようになったら良い姿勢を意識するようにします
3.その姿勢をマメに鏡でチェックして確認します
4.ストレッチと良い姿勢の確認を繰り返しているうちに、身体にはだんだん良い姿勢のくせがついてきます。

まとめ

中高年になると男女の別なく、ポッコリお腹が気になるようです。

単なる肥満でなく骨盤のゆがみが原因のこともあるので、
一度ご自分の姿勢を確認し、
必要があればストレッチで改善されることを
おススメいたします!

この記事を書いたライター


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