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アンチエイジング

高齢者の猫背を治す方法、ポイントは焦らないこと!

高齢者の猫背は焦らず根気よく直す

年齢と共に人は猫背になりやすいものですが、
猫背になると実年齢よりも老けて見えてしまいます。

その為、猫背を直したいという高齢者の中には、
姿勢を良くするために
いろいろな方法を試してみたものの
「なかなか猫背が直らない」
・・・と悩む方もいるようです。

その理由として、長年猫背でいたことで
身体に猫背のクセがついてしまっている
ということもありますが、
実は加齢で身体が変化していることもあるので
正しい直し方を知る必要があります。

以下で詳しく書きます。

高齢者の猫背は「老人性円背」という病気だった?

高齢者の猫背は実は病気?

高齢者の猫背は実は病気?

高齢者の身体には加齢による変化が起きています。

猫背に直接関係するものとしては、
加齢により骨に変形や摩擦が起き、
骨密度が低くなっていくことがありますね。
(骨粗しょう症)

また、背骨一つ一つの間にある、
椎間板という軟骨も変形するので
だんだん背中が丸くなり、
その状態を「老人性円背」という病気だと
とらえることもできるようです。

人によっては運動不足で筋肉量が減り、
正しい姿勢をとることができない場合もありますよね。

圧迫骨折にも注意!

圧迫骨折は自覚がないことも・・・

圧迫骨折は自覚がないことも・・・

そんな骨や軟骨が変形した状態で無理に力が入ったり、
背骨を圧迫するような動きを取ったりすると
圧迫骨折を引き起こしやすいです。

骨粗しょう症を伴っての圧迫骨折だと
骨が折れた時の自覚のないことも多く
治療を受けないまま骨折を繰り返すことで、
さらに背中が次第に丸くなっていきます。

丸くなった背筋を無理に伸ばそうとすると
弱った骨の骨折や脊椎損傷のリスクもあって危険です。

なので、猫背を直そうとあせるあまり
無理な運動や強い力で骨格矯正を受けることは
避けた方が良いですね・・・。

また、骨粗しょう症の人が太ももの骨を骨折すると
そのまま寝たきりになる可能性もあるので、
どうぞご注意ください。

高齢者の猫背は根気よく直していきましょう!

高齢者の猫背は根気よく直す

高齢者の猫背は根気よく直す

高齢者の身体は、一言でいうと
若い時より骨も筋肉も弱っています。

よって、猫背も無理なく少しずつ改善していきましょう。

しっかり骨粗しょう症にも対策を

しっかり骨粗しょう症にも対策を

まず、カルシウム摂取を心がけ
骨を丈夫にすることが姿勢を良くする基本となり、
圧迫骨折の予防にもなります。

その際、ビタミンDやマグネシウムはカルシウムの吸収を
良くする作用があるので一緒に摂ると効果的です。

同時に毎日1分程度の時間のストレッチなどで
上半身の筋肉や骨格をほぐし、
だんだん伸ばせるようにしていくとよいですね!

ところで、猫背を直すための方法として
「姿勢矯正ベルト」も良く知られていますよね。

ですが、姿勢矯正ベルトは
ベルトの力で強制的に胸をはらせるので
骨や筋力が弱い状態では
むしろ身体を傷める恐れがあります。

なので、姿勢矯正ベルトよりを使うよりも
コルセットやサポーターをつけて、
猫背の悪化予防と正しい姿勢を保つ方がおススメです。

まずは、かかとジャンプから

かかとジャンプで骨に刺激を!

かかとジャンプで骨に刺激を!

丸くなった背中を伸ばすためには、
ストレッチが無理なくてよいです。

ですが、そもそも骨が変形し、
弱くなっているので
運動も骨から良くしていきましょう。

その為の方法が「かかとジャンプ」です。

「かかとジャンプ」は、
なにも高く飛ぶ必要はありません。

ほんの1cm程度でも大丈夫ですので、
以下のようにやってみてください。

1、転倒しないよう壁や椅子の背もたれに手をつき、
2、つま先立ちでかかとを浮かせたら、
3、「ストン」とかかとを下ろすだけです。

かかとを下ろした時の衝撃が
足から骨盤を経て背骨にも激を与えます。

その刺激が骨をだんだん強くしてくれるのです。

1日30回が目標ですが、
初めはできる回数でいいので
毎日継続することが重要です。

NHK「ためしてガッテン」

NHK「ためしてガッテン」

ちなみに「かかとジャンプ」ですが、
あるテレビの健康番組では
「かかと落とし」とも
紹介されたようですね。

参考:脳を活性化!血糖値ダウン!新発見「骨ホルモン」SP

「骨ホルモン」といっても、
骨には直接関係なく、
血糖値を正常にさせてくれるそうなので、
糖尿病などにも効果があるようです。

歩くときは大股歩きで!

大股歩きは正しい姿勢でないとできない

大股歩きは正しい姿勢でないとできない

また、ふだん歩くときは
なるべく大股で歩くようにしてください。

高齢者の歩き方はすり足で
ちょこちょこ小股で歩くことが
多いですよね。

ですが、それでは猫背は直りません。

あえて、大股で足を出し、
かかとから着地するようにしてください。

大股歩きは、姿勢が良くないとできません。

よって、大股で歩くことが
猫背を直す方法につながるのです。

まとめ・根気よくコツコツ猫背を直していきましょう!

高齢者の身体が加齢で変化して
猫背になっていることは
既に触れてきました。

よって、猫背を直そうとする時、
すぐに、しかも完璧に結果を出すことは
難しいといえます。

ですが、正しい方法を根気よく継続すれば、
少しずつ正しい姿勢に近づく事は可能です。

その際、「焦らないこと」「完璧を求めないこと」
を忘れずに毎日のかかとジャンプと
大股歩きを継続してみてください。

背中を伸ばすストレッチを行うのは
骨や筋肉の様子を見ながら
徐々に行っていく方が良いでしょう。

始めのうちは「なかなか結果が出ない」
と止めたくなるかもしれませんが、
それではますます年と共に
猫背が悪化してしまいます。

そうならないよう、
普段から焦らずコツコツ根気よく!
継続するようにしてくださいね!

参考:高齢者の背中が丸くなる「老人性円背(ろうじんせいえんぱい)」 どんな病気?

この記事を書いたライター


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