MENU

「のびのび健康生活」のオウンドメディア

猫背が原因で起きる疾患

大人も猫背を直すと身長が伸びる?!簡単ストレッチで矯正を!

わざわざ猫背になりたい人はいないでしょうが、
「気を抜いているといつの間にか『猫背』になってしまっている」
という人は少なくないのではないでしょうか?

人が猫背になりたくない理由の一つとしては、スタイルが悪く見えていたり、
だらしがなく見えたり、身長が低く見えていたり、といった見た目で損なことがあげられます。

成長期の終わった大人はもう身長が伸びることはありませんが、
もしも「少しでも背を高くしたい」という場合、
猫背の人はまだ改善できる余地があります。

以下に猫背と身長について書きます。

猫背で身長が低く見える理由


身長というのは、その人の骨格、つまり背骨や足の骨といった縦並びの骨の合計で決まります。

なので、身体がまっすぐに立っていれば、その人の本来の身長の高さとなりますが、
例えば、ガニ股・内股で足が横方向に若干曲がっていたり、
猫背が背中や首が丸まっていたりすると、その分低く見えてしまうわけです。

ならば、背すじを伸ばした正しい姿勢をとるようにすれば良いわけですが、
「いつの間にか」猫背になっているような人は、
身体に猫背のクセが付いてしまっているのですぐに直すのは難しいです。

その一方で、お年寄りは猫背になっている人が多いわけですが、
その場合は猫背だけでなく加齢によって身長が低くなっている場合があります。

骨粗しょう症によって、骨がスカスカになり、
背骨が圧迫骨折などをすると目に見えて背が縮みます。

また、背骨の骨一つ一つの間には椎間板という軟骨が挟まれていて、
この軟骨があるおかげで人は背中を反らせたり捻ったり、いろいろな動きができます。

その椎間板の成分はほとんどが水分なので、加齢により身体の水分が減少すると
椎間板も縮小しうすくなるために身長が縮みます。

「だからお年寄りは猫背を直しても身長は伸びない」というわけではなく、
ただでさえ背が縮むからこそ、猫背を直して良い姿勢でいて欲しいと思います。

猫背を改善して身長を伸ばす方法

猫背を直す場合、単に丸まった背中をまっすぐにするだけではすまない場合があります。

先ほど、ガニ股・内股といいましたが、こういう脚の形の人は、
骨盤が正常よりも前や後ろに傾いていることが多いです。


ガニ股や内股ではたいてい太ももの筋肉がそれぞれ外方向・内方向に短縮を起こしています。
外旋筋・内旋筋といいます)

それらの太ももの筋肉は骨盤から始まっていることが多く、
骨盤が傾くとそれだけ筋肉も影響を受けてしまうからです。

そして、骨盤の傾きが正常より大きいと
その上にのっている背骨はまっすぐ立っていられずに
無意識に猫背になるわけです。

なので、本当に姿勢を良くしようと思ったら、
脚・腰(骨盤)から見直していかなければなりません。

そして、猫背のクセもとらねばなりません。
無意識にでも長年猫背でいると、身体はその姿勢のクセがつきます。
具体的には、骨格や筋肉、そして自分の感覚です。

ガチガチに硬くなってしまった骨格や筋肉をストレッチで伸ばして動きをだし、
本当に真っすぐなのは身体がどういう位置なのかという感覚(位置覚といいます)を
意識して修正しなければなりません。

ストレッチでは、まずは土台である脚・腰から始めて
徐々に背中など上の方を伸ばしていきます。

姿勢を改善するストレッチ

ガニ股・内股を改善するストレッチ

ガニ股の人は内捻りストレッチ


1、床に正座ですわります
2、膝を軸に両方の脚をお尻から外して外に出すように開きます
3、開いた脚のつま先を外に向けて捻ります
3、お尻をペタンとつけた状態で10秒キープ

両脚を同時に開くのがきつかったら、
(片脚は前に伸ばして)片脚ずつ行ってください

内股の人は胡坐をかいて外捻りストレッチ


1、両足を前に出して座ります
2、胡坐をかくように膝を外に開きます
3、開いた膝が床につかなくてもいいので開ける範囲で10秒キープ

骨盤の前後の傾き改善ストレッチ

立っておこなうストレッチ


1、右脚を曲げて、右手で右足の甲をつかみます
2、掴んだ手を引いて、「伸びて気持ちが良い」という所で10秒キープ
3、10秒経ったら左脚も同様にします。

片脚立ちでふらつく場合は、どこかに手をついて安全に行ってください。

座っておこなうストレッチ

1、椅子に浅く腰掛け、左脚を前に伸ばしてかかとを床につきます
2、膝を伸ばし、左つま先を自分に向けるようにします
3、左膝の上に手をあて、伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
4、10秒経ったら右脚も同様にします

こうして、骨盤の前後についている太ももの筋肉を伸ばし、
傾きを正常に戻しやすくします。

背中をまっすぐに伸ばすストレッチ


1、バンザイをするように両手を上げます
2、両手を頭の上にあげながら、胸をナナメ上に向けて突き出すようにします
3、同時に顔も斜め上に向けてうなじを伸ばし、顎がでないよう気をつけてください
4、両手をいっぱいまで上げ、胸・首が「気持ちよい」所まで伸びたら10秒キープ
5、10秒経ったら脱力して、ストンと肩を下します

長年、猫背でガチガチに固まった身体を
いきなりまっすぐに伸ばそうとしても
なかなか素直には伸びてくれません。

伸ばしたとしても、”つっぱった感じ”や”違和感がある”こともよくあります。

なので、まずストレッチで固まった身体を伸ばしてあげる必要があるわけです。

ちなみに、筋トレで猫背を直すという人もいますが、
猫背をそのままにしていきなり筋トレをしてしまうと、
猫背の上に筋肉がのってしまう可能性が高いのでおススメできません。

良い姿勢のクセをつける


1、鏡で自分の姿を正面や横から見る
2、その際に、脚の形や背すじがまっすぐ伸びているか確認
3、もし猫背になっていたら身体を真っ直ぐにして良い姿勢をとる

長年猫背でいた人が急に背筋を伸ばして良い姿勢になると、
「身体が後ろに倒れそう」に感じることがよくあります。

本当はそれが正しい身体の位置なのですが
今までずっと背中を丸め顔も前に出ていたりしたために、
そう感じてしまうのです。

なので、鏡によって客観的な姿勢と自分の感覚(位置覚)とのずれを自覚し、
「後ろに倒れそう」と感じても「ここが本当の位置」「ここがまっすぐ」だと
毎日、マメに自分で自覚することで感覚が修正されてきます。

そうして鏡を見なくても「ここがまっすぐ」とわかるようになれば、
自分で良い姿勢をとることは簡単に可能になってきますよね。

まとめ

猫背のデメリットはいろいろありますが、
身長が低く見えることもその一つです。

逆にいうと、猫背を直すだけでも身長が伸びる可能性はあるわけです。
身長でお悩みの方は、一度こちらのストレッチや位置覚を直す方法をお試しください。

この記事を書いたライター


同じカテゴリーの記事