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猫背が原因で起きる疾患

子供の「歯列矯正」は猫背の矯正治療からスタート!!

町を歩いてよく目に付くお店といえば、コンビニ、整骨院、美容院、歯医者・・・と誰かが行っていた気がします。

私たちが歯医者に行く時は、たいてい虫歯の痛みがひどくなってからなのですが、
痛みがひどい時は炎症も強く、炎症がおさまるまで本格的な治療ができないと言われることがあります。

また、痛みがひどいということは、けっこう歯に大きな穴が開いてる可能性も高いので、
治療にかかる手間や時間、費用もその分かかりそうです。
 
それよりは、虫歯が痛くなる前に定期検診で月に1回程度通い、
歯垢の除去や悪くなりそうなところがないかチェックしてもらう方が安心・安全です。

つまり、体には定期的なメンテナンスの習慣が必要なわけですが、
子供のうちから気を付けておいた方がよいのは言うまでもありません。
特に猫背と歯並びの関係、特に成長期の子どもの矯正治療について以下で詳しく書きます。

猫背による子どもの成長への悪影響について

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最近は子供の猫背も珍しくなくなってきました。

猫背は見た目が悪いだけでなく姿勢の歪みが身体の各部分に過大な負担がかけるため、
首・肩のこり、腰痛、頭痛、自律神経失調症などの原因となります。

ですが、成長期の子どもの場合はそれだけではありません。
健全な体の成長にも以下の悪影響があります。

背が伸びなくなる

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子どもの身長が伸びるのは、背骨や足の骨の上下の端が伸びる(成長する)からです。
なので、すくすくと背が伸びるためには、
体が左右のバランスもとれたまっすぐな姿勢、
つまり「良い姿勢」でなければなりません。
もしも猫背で背中が丸まっていると丸まった状態で身体は成長しようとします。

例えば、猫背の状態だとお腹側は縮こまり、背中側は引き延ばされているので、
それぞれの筋肉のバランスが悪くなっていますよね?
そういう筋肉バランスの悪い状態のままで筋肉も成長してしまうのです。

結果、猫背の子供の成長は、骨格も筋肉もまっすぐではないので、
本来伸びるはずの所まで背が伸びにくくなってしまいます。

筋肉バランスも悪いので、体操の授業などで身体機能が低くなってしまうリスクもあります。

学力低下

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猫背で背中が丸いということは、胸がつぶれています。

すると、胸の中にある肺が大きく膨らむことができないので、
呼吸が浅く短くしかできないので、脳や体は酸欠になります。
脳が酸欠になっていると集中力も持続しませんし、
結果として学力の低下を招きます。

因みに、酸欠だと鼻呼吸だけでは苦しくなるため
無意識に口を半開きにして口呼吸で補おうともします。
これも見た目がよくないですよね・・・。

それに口呼吸は口の中やのどが乾燥するために、
もともと弱い子どもの喉が喉風邪や炎症を起こしやすくなります。

また、鼻の穴の中には鼻毛が生えていますが、
これは外部からの異物が体内に入らないようにブロックする役目もあります。
口呼吸だとそのブロックができないために上記の病気のリスクが高まるわけです。

歯並びが悪くなる→心身の成長不良も

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ここで試しにちょっと意識して猫背になって顔を前に出していただけますでしょうか?

すると自然と下あごが上あごよりも前に出てないでしょうか?
首の筋肉は下顎と耳の下の顎関節にもつながっているので、
顔が前に出て首の筋肉のバランスが崩れると下顎も前にでてしまうのです。

そうすると、上顎と下顎の位置がずれています。
上顎の歯と下顎の歯がずれてぶつかるために、
歯列が歪んできてしまいますし、
上下のかみ合わせも歪みます。

歪んだかみ合わせは不正咬合(ふせいこうごう)といいます。

不正咬合では、上下のかみ合わせが悪くなっているので
咀嚼(食べ物をかみ砕く事)が十分にできず、
早食いのように飲み込む
ので
消化・吸収も十分にはできなくなります。

つまり、折角栄養があるものを食べても身にならなくなるわけです。

健全な成長には豊富な栄養が必要であるにも関わらず、それを取り込めない・・・。
成長期の子供にとっては、これは非常にもったいない話ですよね。

それに、「ゆっくり何度も食べ物をかむ子供は辛抱強くなり、
早食いの子供は短気になる」という話を以前聞いたことがあります。

なので、心の成長にも悪影響があると言えます。

そもそも口呼吸の習慣がついてしまった子どもは、
ゆっくり何度もかむ」事が苦手になってしまっているので、
この点でも改善が必要をいえます。

子供の猫背を矯正する方法とは?

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子供の猫背を矯正するのは簡単でもあり、難しいとも言えます。

「簡単」というのは、大人の猫背と違って体が柔軟なので”良い姿勢をとりやすい”からです。
反対に「難しい」というのは、子供も親も「良い姿勢がわからない」状態だからです、
人は、「ダメ出し」は誰でも得意なのですが、
「どうすればよくなるか?」を伝えることは不得意というか、知らないのです。

実際、ご家庭のお父さん・お母さんは猫背のお子さんに対して、
「姿勢を良くしなさい!」とよく言ってませんか?
それでもなかなか姿勢が良くならないのではありませんか?

なので、姿勢専門の治療院・医院に相談するか、
姿勢矯正グッズを利用することがおススメです。

姿勢専門治療院の選び方

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最近はホームページで各治療院・医院が情報発信しています。
まずはお近くの院のホームページを見てみましょう。

とはいえ、ホームページではどこの院も自分の良い所しか打ち出してません。
そこよりも「患者様の声と写真」をチェックしましょう。
より具体的な内容(どんなことで悩んでいて、どう治療して改善されたか?どのような施術(矯正治療)を受けたか?)
が書かれている所が望ましいですね。

ちなみに「患者様の声」は文章だけのものより
顔写真や矯正治療・矯正装置の写真もある方が良いのは言うまでもありません。

いうまでもないことですが、もしそこの治療院・医院に実際に行ったお友達がいたら
紹介してもらうのが一番間違いがありません!!

姿勢矯正グッズの選び方

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姿勢矯正グッズで一番メジャーなのは、「姿勢矯正バンド」だと思いますが、
成長期の子供にはこれはまったくおススメできません。

確かにバンドをつければ胸をはった良い姿勢になるでしょう。
ですが、それはまだ未完成の子供の骨格・筋肉に過大な負担をかけています。

なので、逆に姿勢の歪みや痛みの原因になるリスクが高い装置なのです。

私がおススメする姿勢矯正グッズとは、「椅子」です。

ちょっと小学校で子供が座っている椅子を思い出してほしいのですが、
座面がつるつるで、座るとお尻がすぐ滑って背中が丸くなります。

座っている時のお尻の位置=骨盤が立っているかどうか?
が実は姿勢を良くするために重要なのです。

試しに椅子に座っている時に、お尻の穴や尾骨(しっぽの骨)を
まっすぐ下に向けてみてください。
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自然と背筋が伸びてきませんか?
その状態で顔が首の真上にあるようにしたら、
その時の骨盤の感覚を子供にクセをつけさせれば姿勢改善はOKです。

そういうクセを付けるために使う装置が姿勢矯正椅子なのです。
使い方は1日10分程度座って良い姿勢を意識する、
もしくは食事の時だけ必ず座るように姿勢をよくしてください。

よろしかったらこちらの記事もお読みください。
猫背矯正グッズの正しい使い方と選び方とは?!

まとめ

成長期の子供の猫背は、健全な成長に悪影響を及ぼします。

ですが、意外と見落としなのが、歯並び(歯列)が悪くなることです。
歯並び(歯列)が悪いと食べたものの栄養がちゃんと身にならず、
健全な成長につながりません。
また、不正咬合によりよく噛めなくなるので、忍耐力のない短気な性格になるリスクもあります。

因みに歯列矯正を歯医者でやるといくらかかるかご存知でしょうか?

大人の場合なので参考程度ですが、
およそ90万円で、2年くらいかかるそうです。

矯正治療の価格もけっこうバカになりませんよね?

治療院・医院で猫背の矯正治療をする場合は、
5~6万円で3ヶ月が基本というのが相場です(H29年現在)

つまり歯科医で歯列矯正する前に、子供の猫背を矯正する方が、
見た目、学力、成長の改善になってはるかに経済的で効果的です!!

ぜひ、子供の歯並びでお悩みの方は同時に猫背の矯正も行ってください。

実際、最近は歯医者と整体師(姿勢矯正)のコラボがあちこちで行われています。

参考:歯並びと猫背にはどんな関係があるの?

参考:姿勢が悪くなると噛み合わせも悪くなる

参考: 子どもの矯正・大人の矯正 歯列矯正の費用と治療期間

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