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猫背が原因で起きる疾患

肩こりも猫背が原因!2つの猫背解消法と日常生活での改善点

大人になると、誰でも腰痛や肩こりといった症状を感じるようになります。
(最近は10代の学生でも多いようですが・・・)
日本人の場合、男性は腰痛、女性は肩こりが体のお悩みナンバー1だそうです。

腰痛の場合はひどくなるとギックリ腰やヘルニアなどの症状になり
病院で治療を受ける人も多いのですが、肩こりの場合はどうでしょう?

あまり、「肩こりがひどくなって深刻な病気になる」、
とか「病院で治療をしている」、とかいう話は聞かない気がします。

ですが、肩こりがひどくなると頭痛や吐き気を引き起こすこともあるので、
早めに解消した方がよいでしょう。

肩こりの解消法を見ていくことも必要なのですが、
そもそも肩こりになる原因も解消しなければ、
いつまでたっても再発を繰り返されてしまいます。

以下で、肩こりの「原因も含めた解消法」を見ていきましょう。

肩こりの本当の原因は巻き肩=猫背

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一般的に言って、肩こりは肩の筋肉に疲労が蓄積し続けた結果、
その部分がガチガチにかたくなり、血流も悪くなって起こります

肩というのは、腕のつけ根でもあります。

私たちは、普段、仕事でも家事でも遊びでも、全て手を使います。
長時間、手を使う時は自然と手が前に出る=肩も前に出る巻き肩になり、
その状態で長時間いると肩の筋肉に余分な負担がかかって、
肩の筋肉が疲労してコリを起こしてしまうのです。

つまり「巻き肩」が肩こりの原因です!

巻き肩は、肩甲骨が前に出たもの猫背の一種ですが、
肩と一緒に顔が前に出て「首猫背」になっている人もいます。

試しにあなたの周りを見回してみてください。
背骨が丸くなり、肩が内側に入り、肩甲骨が外側に開き、
顔が前に出てあごが上がっているような人はいないでしょうか?

現代人は、みな肩や首の猫背になりやすく、
それが原因で肩こり(や腰痛)を起こしている事が実に多いのです。

猫背をなおして再発も防止!

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昔から、肩こりの解消にはマッサージや鍼、灸がおなじみでした。
どれもやった後は肩が軽くなって、楽になりますよね。

・・・ですが、しばらくするとまた肩こりは再発してしまいます。

それは、肩こりの原因である巻き肩をそのままにして、
こった筋肉だけを治療していたからなのです。

また、顔が前に出る首猫背では、首への負担も強くなります。

人の頭の重さは男性で5~6キロくらいと言われ、
ボーリングのボール1個分の重さがあると言われます。

それがちゃんと背骨の真上に乗っていれば首の筋肉への負担はさほど大きくありませんが、
首猫背で顔が前に出ると、斜めになっているのでかかる負担は相当増えます
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その結果、首の筋肉が固くなり、脳への血流も悪くなるため、
首こりや頭痛も起きてしまうのです。

なので、肩こり・首こり・頭痛を解消するためには、
猫背(巻き肩・首猫背)を”矯正する”と同時に
猫背自体も”再発させない”ようにすれば良いわけです!

つまり、肩こりは、肩・首の猫背が原因という事なのですが、
実はその猫背のさらなる原因は骨盤の傾きの過剰にもあります。

骨盤は身体の中心にあるので、骨盤がまっすぐ立った姿勢でなく、
前や後ろに傾いている状態でいると、その上の背骨はまっすぐではいられずに
自然と猫背になってしまうわけです

骨盤のストレッチに関しては以下のリンクをご参照いただき、
今回は特に肩と首のすぐできるストレッチを書きます。

参考:【ガンコな猫背は「猫背は10秒で治せる!」を読んで治そう!】

猫背の解消方法・肩甲骨ストレッチと首体操

そんなに時間はかからないので、それぞれ毎日1回行ってください。

肩甲骨まわしストレッチ


1、肘を曲げて両手の指先で肩にふれます
2、指先を放さないようにして、両肘を前から後ろに回します
3、回す際には肘で大きな円を描くようにして、10秒かけて回してください
4、肘が一番後ろに回り、肩を開いた状態で、脱力して「ストン」と両手を下ろします
5、その姿勢を身体で記憶するようにしてください

肩が開いた状態は、巻き肩が解除された状態です。
その姿勢を身体で記憶することで、
いつでもよい姿勢をとれるようにするわけです。

基本的に毎日1回ずつ継続していただきたいのですが、
デスクワークなどで肩が疲れたときに、マメに行うとなお効果的です。

くれぐれも余計な力を入れず、ゆっくりと行ってください。

首をまっすぐに立てるストレッチ


1、初めにわざと顔を前につきだします
2、そこから10秒かけてゆっくり顔を後ろにひいてください
3、できるだけ後ろに引き、顎があがらないようにしたら
  その姿勢を身体で記憶するようにしてください

首の猫背でガチガチに固まった筋肉に動きをだすために、
初めにわざと顔を前に突き出します

そこからできるだけゆっくりと顔を後ろにひいていくことで
自分の頭が今どこにあるかというのを感じて下さい。

頭が背骨の真上にある姿勢を身体で記憶し、
自分で姿勢をよくできるようにしていきます。

このストレッチも最低毎日1回継続してほしいのですが、、
疲れたらマメに行うと効果的です。

猫背にならないように心がける2つの事

先ほどの2つの方法で巻き肩と首猫背をなおしたら、
今度は再発防止のために日常生活で心がける事があります。

1、ショーウインドーなど鏡でマメに姿勢チェック

鏡で今の自分の姿勢を見て、良い姿勢になってるかマメにチェックしてください
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良い姿勢ができていればそのまま維持し、
もし猫背になっていたらすぐなおすクセをつけましょう!

外出時に、ショーウィンドーや、
エレベーターの内面が鏡になっているところなどを
利用されるのも良いと思います。

2、スマホやパソコンのモニターを見る時は目の高さで見る

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あなたはスマホを見ている時、無意識に胸の前で見てませんか?

そうすると、自然と巻き肩・首猫背になってしまってよくありません。
いつもそうしてると猫背のくせがついてしまうので、
ぜひ目の高さにスマホを持ちあげてみるようにしてください。

パソコンのモニターも、高さを調節して目の高さと同じか少し下位にするとよいです。
※キーボートやマウスの位置も、 一度、自然に操作できる距離にあるか?
 意外と遠くないか?一度チェックしてみてください。

まとめ

肩こりの根本的な原因は、実は猫背です。
自分で気が付かない内に、巻き肩・首猫背になっているのです。

なので、猫背をそのままにして、ただマッサージや鍼灸治療をしても、
その時だけ良くなって、また肩こりは再発します。

根本原因の猫背はストレッチと体操で解消しましょう!

そして良い姿勢になったら日常生活の中でそれを維持するよう、気をつけてください。

特に巻き肩の猫背のまま年齢があがってくると
四十肩・五十肩のリスクが上がるうえに、
5歳は老けて見えるといいます。

ぜひ、早めに猫背を改善してください。
肩こりが楽になるだけでなく、
見た目も若々しくなって周りからも好印象になると思いますよ!

この記事を書いたライター


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