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「のびのび健康生活」のオウンドメディア

猫背が原因で起きる疾患

受験に大事な夏を乗り切るために猫背と肩こりの改善を!

「夏を制する者は受験を制す」
という言葉があります。

例えば高校・大学へと進学する時、大体2月頃に受験があるわけですが
合格の為にはその前、8月頃の過ごし方が大事ということのようです。

確かに一夜漬けは本当の実力とは言えませんし、
受験科目が多いほど習得に時間もかかります。

そういった意味では受験は夏に始まっているといえるでしょう。

ですが、受験のための勉強で最高のパフォーマンスを上げるためには、
身体も最高の状態、つまり健康でいた方が良いわけですよね。

この場合の健康とは、単に病気がない状態というよりも、
主に肩こりのような症状を改善する事をさします。

以下で詳しく書きます。

中学・高校生にも肩こりが増えているらしい


最近、中学生や高校生のような子供の肩こりが増えていると言います。

一昔前には、10代の学生が肩こりなんて聞いたこともない話でした。

ですが、知らない間に肩こりに悩む学生が増えているようです。

それは生活環境の変化によるものでしょう。

一般的に大人の肩こりの原因は、
長時間のデスクワークで同じ姿勢でいる事や
パソコン作業や書き物で手を使い続ける事、
運動不足による筋力低下、
などがあげられます。

同じようなことが、子供のころからマジメに勉強している中学・高校生達にも
起きているという事ではないでしょうか?

町中においても外を走り回って遊べるような所も減って、
遊び方もインドアでゲーム対戦などがメインとなるので、
筋力・体力が発達する機会も減少しているように思います。

肩こりの原因は長時間勉強している時の猫背


先ほど、大人がデスクワークで肩こりになるのと
同じようなことが10代の学生達にも起きていると書きました。

長時間同じ姿勢で勉強していると単に疲労するだけでなく、
肩が前に巻き込んだ巻き肩(前肩型猫背ともいいます)
になっていることも肩こりが起きる原因になっています。

具体的には、肩、つまり肩甲骨が本来の位置よりも前に出てしまっていることで
肩甲骨周りの筋肉に過度の負担がかかり続けるので疲労が蓄積していきます。

疲労が蓄積した筋肉はガチガチに固くなり、コリや痛みを徐々に感じる上に、
血行不良も起きて回復がしにくいのです。

しかも、肩が前に巻き込んだ姿勢では胸もつぶれたような状態になります。

そうすると胸の中の肺が大きく広がることができないので
呼吸も浅く短くなります。

その結果、身体も酸欠になり、勉強中の集中力の低下や
肩こりの慢性化に拍車をかけてしまうのです。

よって、猫背を改善することが肩こりを改善し、
勉強の効率をあげる第一歩とも言えます。

夏を制するために3か月前から準備!


猫背を本当に改善するためには約3か月必要です

その理由は、2つあります。

1つは、「人の身体の細胞がすべて入れ替わる期間が3か月」と言われている事、
もう1つは、「まっすぐな良い姿勢を身体が記憶するのに時間が必要」だからです。

普段、何気なく机に向かって勉強しているうちに無意識に猫背になっているわけですが、
長期間猫背でいると筋肉や骨格に猫背のくせがついてきます。

猫背のくせがついたまま、いきなり姿勢を良くしてもまたすぐ元の猫背に戻ってしまいます。

猫背のくせは筋肉や骨格のような構造的なものと、位置覚と呼ばれる感覚的なものがあります。

その両方を良い姿勢のものに改善する為には、
徐々に時間をかける必要があり、その期間が3か月なわけです。

夏の8月ころに間に合わせるために逆算すると、
5月の今ころから猫背の改善を始めないと間に合いません・・・。

猫背と肩こりを机に向かったまま解消!

猫背の改善にはいろいろな方法がありますが、
勉強で忙しかったり、人によっては部活などもあるかもしれません。

意外と時間をとるのは難しかったりするので、
できれば机にむかって勉強している間にできるものが望ましいでしょう。

1、椅子と机の高さを合わせる


机と椅子の高さがバランス悪かったり、身体に合っていないと猫背になりやすいです。
学校の設備は変えられないでしょうが、自宅の机と椅子は調整しましょう。

椅子は、座った時に足裏が床につき、足首、膝が直角に曲がるくらいがちょうどよく、
骨盤をまっすぐ立てるようにして座りましょう。

2、1時間に1回休憩して身体を動かす

長時間同じ姿勢でいると身体が固まってしまいます。
つまり、コリの原因になりやすいので
1時間ごとに5分~10分休憩をとり
身体も動かすようにしてください。

脚の屈伸運動などすると全身の血行も改善してきます。

3、ストレッチで身体を伸ばす


机に向かっているうちに固まってきやすい肩や背中をストレッチで伸ばしましょう。
先ほどの1時間に1回の休憩中だけでなく、
勉強中もきりの良いところでこまめに行うと眠気覚ましにもなります。

猫背の改善方法として、姿勢矯正ベルトが紹介されることもありますが、
猫背のくせがついたままの身体をベルトの強制力で無理に引き延ばすのはおススメできません。

それがストレスになり、勉強にも集中しずらくなると思います。

猫背と肩こりを改善する簡単ストレッチ


1、椅子に座ったまま頭の後ろで手を組みます
2、大きく息を吸いながら胸を突き上げていきます
3、同時に両肘を後ろに引き、いっぱいまで身体を開いたところで10秒キープ
4、10秒経ったら大きく息を吐きながら脱力して腕を下ろします
(最初と最後に大きく呼吸する以外は自然に呼吸してください)

身体を伸ばしながらゆっくりひねったり、
左右に傾けたりするのも気持ちよいですね。

ストレッチの後には鏡で姿勢をチェックし、
猫背がリセットされるよう調整してみてください。


毎日マメに繰り返すことで、よい姿勢の感覚(位置覚)が
だんだん身についてくることでしょう。

もし、自分でやってみてうまく改善できなかったら、
一度姿勢専門の治療院やサロンに一度ご相談してみてください。

まとめ

受験は夏が勝負というようですが、
その時になってから慌てて準備していては間に合わないです。

5月の今から計画的にやっていきましょう!

ただ、勉強のパフォーマンスを上げるためには、
学生にも増えている肩こり・猫背の改善が必要になってきます。

今回ご紹介したような方法を参考にして、
ぜひ合格目指してがんばってください!

参考:多くの高校生が悩む肩こり まずは気軽にできるツボ押しで解消!

この記事を書いたライター


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