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認知症の5つの予防法は猫背の矯正でさらに効果的に!

日本は高齢化社会と言われて久しいです。

内閣府の発表によると、平成28年の高齢化率(65歳上の割合)は26.7%にもなりました。
つまり、4人に1人は高齢者です。

参考:内閣府 第1章 高齢化の状況(第1節)

60代はまだまだお元気なのですが、そうはいっても若い時に比べると、
体力・筋力といったフィジカル面での衰えはもちろん、
脳の認知機能の低下、すなわち認知症についても問題になってきます。

・・・やはり、フィジカルより脳の問題の方がより深刻ですよね。
その理由は、フィジカル面は後からリハビリで回復できるのに対し、
認知症は一度なってしまうと治らないからです。

そのため、認知症に対しては早期発見と予防が何より大事になってきます。

以下で、認知症の発見方法と予防方法について書きます。

認知症の種類と症状から早期発見を!

認知症の4つの種類

頭脳
認知症の主なものは、以下の4つです。

  1. アルツハイマー型認知症
  2. 脳血管型認知症
  3. レビー小体型認知症
  4. 前頭側頭型認知症

いずれも、テレビなどで聞いたことがあるかもしれません。
ですが、一般の人が全てを覚えて鑑別するのは大変です。

なので、私は4つのタイプに高齢者を鑑別するのではなく、
「”こんな症状”がでたら危険なサイン!」
という覚え方をおススメします。

認知症の2つの症状!これが出たら危険です!

中核症状=脳の働きが不安定

中核症状とは、脳の”中核”という部分の神経が壊れて
以下のような症状が起きることを指します。

  1. 記憶障害(覚えられない・思い出せない)
  2. 判断力の低下(論理的に考えられない)
  3. 見当識障害(時間や場所がわからなくなる)

行動・心理症状(BPSD)=性格がかわる

行動・心理情報とは、上記の中核症状に本人の性格や環境の変化などが加わって起こる症状です。
以下のような症状がおきます。

  1. 妄想を抱く
  2. 幻覚を見る
  3. 暴力をふるう
  4. 徘徊をする
  5. うつや不安感、無気力といった感情障害が起こる

認知症の見極めは慎重に!

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さて、以上のような症状に気が付いたら、
一度専門医にご相談された方がよいのですが、
ご家族や配偶者の場合は慎重に対応してください。

単なる物忘れや、うつなどの可能性もあるからです。

※ちなみに、認知症と物忘れの違いを簡単にいうとこうなります。
認知症は、忘れたことすら忘れる(最初からなかったことになってる)。
物忘れは、忘れたことは覚えている(あったことは覚えているが思い出せない)。

また、ご本人が認知症の可能性を受け入れることに抵抗がある場合もあります。
いきなり専門医の所に行く前に、インターネットの無料チェックなどで、
まずゲーム感覚で試してもらってから話すのも良いのではないでしょうか?

参考:認知症ネット 認知機能チェック

もちろん、予防も大事です。

認知症予防の5つの方法

1、バランスのとれた食生活をする

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血糖値の上昇は生活習慣病、そして認知症のリスクを高めます。
生活習慣病は血流も悪化するために、脳の血流も影響を受けるからです。

そうならないよう、肉・野菜・魚などをバランスよく食べましょう!
青魚のDHAが脳にいいというのも有名ですね。

2.適度な運動をする

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ウォーキングなどの運動すると体の血流がよくなるので、
脳の血流もアップし認知症のリスクを減らすことになります。

また、ダンスなどのステップを覚えることは脳への刺激にもなりますね。

3.外に出て積極的に人に会う

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よく、「一人暮らしでテレビばかり相手にしてばかりいるとボケる」と言います。
テレビは一方的に情報が垂れ流されるだけなので、脳にとって刺激にならないからです。

そうならないよう、高齢者でもできるような何かの仕事につくのも良いですし、
ボランティアやサークル活動に参加したりするのもおススメです。

※ちなみに小型犬や猫を飼って一緒に暮らすのも
脳への刺激になって良いです。

4.知的な活動を積極的にする

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積極的に「頭を使う」ということです。
読書、囲碁・将棋、絵をかいたり物を作る、認知トレーニングをするなど、
なるべくなら今までやったことのないことに挑戦するのも良い刺激になります!

5.質の良い睡眠をとる

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十分な睡眠をとることが認知症の予防につながります。
睡眠中には肉体も脳も休息し、活力を養うからです

ですが、ネズミを使った実験によると、長すぎたり短すぎたり睡眠は、
アルツハイマー型の認知症の原因になるらしいのです。
6~8時間を目安に、毎日規則正しい睡眠をとるように心がけましょう。

とはいっても、一般的に加齢とともに眠りが浅くなり、睡眠時間も短くなります。
質の高い睡眠が取れるよう、寝室の環境や寝具などを改善してみましょう。

また、夜よく眠れないからと昼寝をする高齢者もいます。
30分以内の昼寝は認知症のリスクを下げるという報告があるのですが、
逆に眠り過ぎると、結局、また夜眠れなくなるので注意が必要です。

認知症の予防には姿勢も大事!

さて、認知症の予防に5つの方法があるワケですが、
猫背を矯正しながら行うと予防効果がさらに高まります。
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というのも、高齢者に多い、お尻が前に滑ったような猫背は
ウォーキングや体操が普通の人のようにできません。

さらに、猫背は胸がつぶれて肺が広がりませんので、
自然と脳も酸欠気味になってしまいます。

そして猫背で胸がつぶれるとお腹も上から押されるので、
胃腸や肝臓の働きも低下します。
せっかくバランスの良い食事をとっても、
重要な栄養素を取りこぼしてしまうのです。

なので、猫背を矯正して良い姿勢をとるとそれらの問題が解決され、
予防方法の効果が倍増するわけなのです!

といっても、高齢者は長年の間に骨格や筋肉が猫背で固まっています。
それを自分だけで改善するのは大変なので、
整体院・整骨院などで、姿勢の矯正をしてもらうことをおススメします。

まとめ

認知症は誰もがなる可能性がある病気です。

一度なってしまうとなかなかよくならないので
早期発見と予防がとても重要です。

何か今まで違う点に気が付いたら、
早目に専門医に相談したりインターネットの認知症チェックで、
早期発見と対策に努めましょう!

ただし、猫背のままではせっかくの効果が減少してしまいますので、
同時に猫背の矯正もしながら予防してくださいね!

高齢者の猫背の場合は本人やご家族だけで姿勢を改善するより、
お近くの整体院・整骨院などに猫背矯正のご相談をしてみると良いでしょう!

この記事を書いたライター


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