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ダイエット

ダイエットは猫背の矯正から?!猫背と肥満を同時に改善!!

肥満というと言葉には良いイメージがないのですが・・・
身体の肉づきが良い人はたいがい姿勢が悪いです。

お腹に肉がついてくると重心が前方に移動するので、
無意識にバランスをとろうとして腰を反らせることが原因です。
(反り腰といいます)
腰が反ると上体が上を向き、顔も上を向くのでそのままでは前が見えません。
そこで無意識に顔を前に向けようとして背中が丸くなるわけです。

ですが、反対に猫背のために代謝が悪くなって、
身体に余計なお肉がついて肥満になることもあります。

どちらの場合にせよ、そのままでは生活習慣病や
反り腰からの腰痛など、自分の体を傷めるリスクが高まってしまいます。

以下で猫背の矯正とダイエットについて書きます。

体重が増えることと猫背との関係は「悪循環」になること

中高年で増えた体重を落とす方法

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お肉がつくから腰をそらせる、
猫背だからお肉がつく
この2つは実は互いにぐるぐると循環する関係です
(悪循環というやつですね)

まず、中高年を過ぎ、仕事や家事で運動不足になると筋肉量が減少するため
若い頃と同じカロリーの食事をとっていると消費しきれなかった分が
脂肪として体に蓄えられるようになります。

なので、食事のカロリーを調節する必要があるのですが、
急に食事の量を減らしたり、こんにゃくに置き換えるなどで食事の内容が変わると
それがストレスになってダイエットは失敗しがちです。

なので、食事の時には例えば「一口ごとに80回かむようにする」とかするとよいようです。
というのも、人は食事で血糖値があがると満腹を感じて食欲もおさまるのですが、
よく噛まないで早食いをしていると満腹を感じるころには食べ過ぎてしまっているわけです。
よって、ゆっくり何回も噛むことで食事に時間がかかり、
満腹感を適正に感じられるのでそんなにストレスを感じなくなる上、
よく噛むことは消化にも良いのでおススメなのです。

猫背になるメカニズムとさらに太る理由

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先ほども書きましたが中高年で筋力が落ちるということは、
体幹部を支える腹筋や背筋の筋力が低下するというこです。

筋力が低下してる所に余分な脂肪がお腹につくため、
バランスをとろうとして反り腰になる事は先ほども書いた通りです。

反り腰で上体が後ろに倒れたままでは前が見えませんので、
やはり無意識に背中の上半分が丸く肩が前に出て、
顔が前に出た猫背になる訳なのです。

そうして猫背になると、胸がつぶれて大きく深い呼吸ができず、
筋肉などの全身の細胞が酸欠になってますます代謝が低下します。

ちなみに、反り後になる時は骨盤も前傾(前に傾く)して、
バランスをとろうとしています。

骨盤が前傾するとポッコリお腹になる上に
股関節も固くなるため、股関節を通る血管やリンパの流れも圧迫されます。
すると循環不良となり足のむくみや冷えが起きて下半身が太くなってしまうのです。

つまり、加齢で筋力低下がおこり、お腹にお肉がついて猫背になる

猫背でさらに代謝が落ち、下半身の循環不良がおきる

その結果、ますますお肉がつくという悪循環になる

という悪循環にハマってしまうわけです。

太ることと猫背のデメリット

太ることのデメリット

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中高年で余計なお肉がつくデメリットで真っ先に考えられるのは生活習慣病です。
例えば、高血圧、糖尿病、脂質異常(高脂血)症などです。

これらはどれも動脈硬化や心臓病、脳血管障害の原因となり、
命を落とすリスクも高いので、サイレントキラーとも言われています。

参考:生活習慣病とは?

また、増えた体重で足腰に負担がかかるため、
加齢とともに膝や足首など下半身の関節に痛みが出ることもあります。

猫背のデメリット

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見た目が悪い

まず、見た目が「だらしがない」「自信がなさそう」「暗い」
などマイナスな印象を相手に与えるようになります。

そのため、仕事面でもプライベート面(特に恋愛)でも、
非常に損をすることになります。

肩こり・腰痛

猫背で肩や顔が前にでると、首と肩の筋肉に過度の負担がかかるため首や肩がこります。
同じく、反り腰で過度の過度の負担がかかると腰痛になります。

ずっと猫背でいるとその姿勢のまま骨格も筋肉もガチガチに固まってしまうため
コリや痛みが慢性的に続くことになります。

内臓の病気

猫背で胸がつぶれると肺や心臓が圧迫されます。
さらに胸の下の内臓も玉突き状に圧迫されるために、
内臓下垂を起こしたり、消化吸収の働きが悪くなってしまいます。

自律神経の乱れ

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背骨のわきや後頭部には自律神経の幹や中枢があります。

そのため、猫背で背骨のカーブが強くなったり、
顔が前にでて後頭部と首の骨の角度がきつくなると
自律神経にも影響が出て、働きが乱れます

その結果、不眠や動悸、うつなどの症状を起こすことがあります。

3つのストレッチで骨盤から良い姿勢に!

骨盤の前傾を改善するストレッチ


1、壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2、右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます
3、両膝が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4、10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください

骨盤の後傾を改善するストレッチ


1、椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につきます
2、右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3、背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4、太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5、10秒経ったら反対側も同様にします。

骨盤の傾きが大きくなる原因は、
(骨盤についている)太ももの筋肉が短縮した状態で
硬くなっているからといえます。

前傾なら太ももの前、後傾なら後ろの筋肉です。

理屈の上では傾いている側だけやればよいようですが、
長時間デスクワークで座り続けている足は疲労していることも多いので、
両方伸ばしてあげると間違いないかと思います。

猫背の身体を伸ばすストレッチ


1、足を肩幅に開き、肩の力をぬいて立ちます
2、万歳をする時のようにゆっくり両腕を頭の横まで挙げてください
3、同時に腕の動きに合わせるように胸をそらせ、顔も斜め上を見上げるようにします
4、背中から肩にかけていっぱいまで万歳したところで10秒キープ
5、10秒経ったら、脱力して「ストン」と横から腕をおろします

斜め上を見上げるように万歳すると、猫背とは反対方向に身体が伸びます。
身体がその状態のまま、腕をおろし、顔を前に向けるとよい姿勢がとれてきます。

身体に良い姿勢のクセをつける


良い姿勢をとれたら、鏡でマメに自分の姿勢をチェックして、
身体で記憶するようにしましょう。

そうすると、また仕事に没頭して猫背になっても
良い姿勢に戻りやすくなってきます。

毎日継続していると無意識に正しい姿勢がとれるようになります。

また、姿勢がよくなると代謝があがるので、
それだけでもダイエット効果があがります!

ある女性は猫背を矯正しただけで、食事量は変わらないのに3kgやせたそうです。
また骨盤のゆがみがとれると下半身の血液やリンパの循環がよくなるために、
足のラインがスッキリとして見た目もよくなったといいます。
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まとめ

身体に余計なお肉(脂肪)が付くことと猫背は深い関係があり、
一度そうなってしまうと悪循環に陥ってしまいます。

ですが、実は猫背を矯正することで低かった代謝が上がってくると
食事量を変えなくても自然とダイエット効果が出てきます。

ただ、中高年以降でまったく運動しないと早く老け込んでしまうので
先ほどのストレッチで体幹部の筋肉をつかうこと、
良い姿勢を維持することを心がけてくださいね。

ちなみに食事の時もゆっくり噛んで食べるようにすると、
よりダイエットの効果が早く出ますよ。

この記事を書いたライター


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