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「のびのび健康生活」のオウンドメディア

猫背が原因で起きる疾患

最近集中力が落ちてきた・・・それは猫背が原因かも?!

昔から「5月病」という言葉もあって、
4月からの新年度が落ち着いた5月頃に
なんだか気持ちが落ち込むような状態になる人はいました。

それは、新社会人が新しい環境・生活に馴染んできた頃に
ふと我にかえって心身の疲労が表に出たような感じです。
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ですが、新社会人でもないのに最近「ぼーっ」として
集中力や記憶力が落ちている場合、
「5月病」以外の原因も考えられます。

それは、「猫背による酸欠」です。
以下でそれについて書いていきます。

集中力の低下は猫背による脳の酸欠が原因

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猫背だと胸がつぶれた状態になりますが、
それは中の肺が広がらないという事でもあります。

肺が広がらないという事は、新鮮な空気=酸素をたくさん取り込むことができないので
自然と脳や体の各部分の細胞に十分な酸素が行き渡らず酸欠になります。

酸欠になった脳は、集中力や記憶力が低下し、
脳も含めた体の各部分は酸欠で疲労が回復しにくくなるのです。

呼吸に必要な筋肉を動かして姿勢を良くしよう!

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上記の結果、「猫背を矯正すれば酸欠も解決する」という結論になります。

ですが、単に姿勢を良くするだけでは、
猫背でガチガチに固まった体の筋肉がそのままなので、
良い姿勢をとる事は難しいです。

なので、呼吸筋と呼ばれる”呼吸の際に使われる筋肉”をメインに
ストレッチで伸ばして動きを出していきましょう!

なお、呼吸筋には以下のものがあります。

  • 横隔膜
  • 胸鎖乳突筋
  • 前斜角筋
  • 中斜角筋
  • 後斜角筋
  • 内肋間筋
  • 外肋間筋
  • 腹直筋
  • 腹横筋

このうち、横隔膜は肋骨の下の胸とお腹の境目にあって、
上下に動くことで肺を広げたり縮めたりします。

胸鎖乳突筋は首の前、前・中・後斜角筋は首の後ろにあって
それぞれ首や頭の骨から肋骨や鎖骨につき、
胸郭(肋骨など肺を包む骨の総称)を広げます。
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内・外肋間筋は肋骨一本ずつの間にあって、
肋骨を動かすことで肺を広げたり縮めたりします。

上記は胸と首の筋肉なので胸式呼吸でよく使われますが、
腹直筋と腹横筋は腹式呼吸の際に使われます。

呼吸筋を伸ばす3つのストレッチ

首の筋肉のストレッチ

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1、両手の5本の指をそろえて伸ばす
2、揃えた指の腹で、のどの前側をなでるように上から下へゆっくり10回ほど流す
3、首の両サイドも同じように指の腹全体を使って上から下へ10回流す
4、指の腹から掌全体で、首を包み込むように上から下へ10回流す
5、毎日1回、入浴時とか時間を決めて行ってください。

ストレッチというよりマッサージに近いイメージで行います。
決して力を入れず、優しくゆっくり流すようにしてください。

毎日続けていると1ヶ月弱でのどのしわが消える効果もあります。

肩を開いて胸を広げるストレッチ

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1、腰に手を当てます
2、深呼吸のように大きく息を吸いながら両肘を引いて、肩を開きます
3、肩が開いていくのに合わせて、胸をナナメ45度上に突き上げるようにします
4、いっぱいまで息を吸って、肩・胸を開いた所で10秒キープ
5、10秒経ったら、「ストン」、と腕・肩を脱力しておろします。

大きく息を吸いながら肩を開き、
胸を突き上げるようにすると、
大きく肺が広がります。

背すじも伸びる効果があるので、
毎日やっていると呼吸が深くできるようになるだけでなく、
背すじもだんだん伸びてきます。

お腹の筋肉のストレッチ

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1、仰向けに寝ます
2、背中に枕を入れて体を反らせます
3、お腹の前面が伸びてるのを意識して1分ほどキープしてください
4、さらに、両手をバンザイして上にあげるとさらに伸びます

毎日寝る前や朝起きた時など、
横になっている時にやる習慣をつけると
毎日継続しやすいです。

ストレッチ後は鏡で自分の姿勢をチェック

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首からお腹までの筋肉を伸ばしたら、
鏡で自分の姿勢がまっすぐになるようチェックしてください。

男性はあまり鏡を見る習慣がありませんが、
これからは鏡を見るクセをつけると
良い姿勢を維持するのに効果的です。

余談になりますが、インターネットで猫背を検索すると
「猫背をなおすと呼吸がつらい」という記事を見かけることがあります。
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これは先ほどまでに書いたことは真逆ですよね?

どんな状態なのか、実際に目の前で見たわけではないので何とも言えませんが、
おそらく猫背の形でガチガチに固まった体を無理やりまっすぐにしているので、
とても窮屈で息苦しいのでは、と想像されます。

そうならないよう、予めストレッチで固まった筋肉を伸ばしてから、
猫背をまっすぐに伸ばすようにしてください。

因みに、今回は「酸欠の解消」をメインに呼吸筋をストレッチしていますが、
本格的に猫背を矯正したい方はこちらの記事もお読みください。

ガンコな猫背は「ねこ背は10秒で治せる!」を読んで治そう!

まとめ

集中力や記憶力の低下は、脳が酸欠になっている可能性があります。

そして酸欠になる原因は、猫背で胸がつぶれているからです。

長時間猫背でいると体が猫背で固まってしまってすぐには伸びません。
まずはストレッチで呼吸筋を伸ばしてから、
良い姿勢をとることで酸欠を解消していきましょう!

こちらの記事も参考になると思いますので、
よかったらお読みください。
おなか引き締め、猫背改善 深い呼吸で若返る

この記事を書いたライター


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