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猫背が原因で起きる疾患

肥満解消には食事だけ見直してもダメ?!

2018年、今年の干支は戌(いぬ)年ですね。

「犬」ではなく「戌」というあまりなじみのない漢字を使うのは、
もともと大昔に干支が決められた時は動物の意味はなかったそうなんですが、
時代が下ってくるに従い、人々に親しみを持たせるために
12種類の動物の意味を持たせたといいます。

犬と人間のつきあいは長いため、犬に関連した言葉はいろいろあります。

  • 犬も歩けば棒にあたる
  • 犬猿の仲
  • 夫婦喧嘩は犬も食わない

などなど、なんとなく微笑ましいものですが、
あまりイメージのよくない言葉もあります。

例えば、「犬食い」という言葉です。

犬がものを食べるときにご飯に顔をつっこむようにし、
身体を前傾させて食べている様子を現しています。

食事は人間に限らず、生き物が生きるために必要な行動です。
なので食事中は理性よりも本能が勝ってしまうために
犬食いのような姿勢になってしまうこともあるのでしょう。

ですが、これは人前では見た目がみっともなく、
食事のマナー上なおした方がよいものです。

さらに、犬食いでは身体は猫背になっています。

猫背とはそもそも見た目が悪いだけでなく、
肥満の原因ともなるものです!!
よって、そういった意味でもなおした方がよいのです。

以下で詳しく書きます。

猫背が消化不良や肥満の原因になる2つの理由


猫背で犬食いをする
改めて言葉にすることもないのですが、
結局両者は同じことといえそうですよね。

繰り返しになりますが、猫背は見た目が悪いだけでなく、
身体の不調の原因になり、食事の際には消化不良などの原因にもなります。

1、よく噛まずに飲み込む

犬食いではがっついて食べることが多いので、
必然的に食べ物をよく噛まないで飲み込むことになります。

口の中でよく噛む行為には食べ物を細かくするだけでなく、唾液の分泌を促す意味もあります。

唾液には、食べ物が喉から胃腸へ送る潤滑液の働きや、
でんぷんの消化補助などいろいろな働きがあります。

なので、食事中食べ物をよくかまないで飲み込むことは
唾液の分泌も本来ほどではなく、消化不良の原因となりえます。

また、人はある程度食事が進むと満腹中枢から指令が出て、満腹感を感じたところで食欲がおさまります
たいていそこで食べることを止めるわけですが、よくかまずにがっついて食べている人は食べるスピードが早いので、
満腹中枢からの指令が届く前に食べ過ぎてしまい、そのために肥満の原因にもなりやすいといえます。

参考:唾液の働き/唾液腺/唾液の分泌量について  ドライマウス

2、胃腸が圧迫される

猫背で背中が丸いと胸がつぶれたような状態になります。
つぶれた胸の中にある肺などが上からお腹の中の内臓を圧迫し、
肝臓や胃腸を上から抑えるような形になります。

普通の状態では食べ物が送られてきた胃は、
消化のために蠕動運動などを行って
消化液と食べ物をよく混ぜ合わせ、
次の腸へとおくります。

ですが、上から圧迫された胃は本来の運動がしにくいので、
十分な消化ができにくくなり、
人によっては逆流性食道炎の原因にもなる可能性
もあります。

最初に口の中でよくかまれていない上に、
胃でも十分な消化活動が行われなかった食べ物は
どんどん消化不良な状態で体内を送られていってしまうというわけです。

しかも、長期間圧迫された内臓はだんだんと下に下がって、
胃下垂などの症状をおこすリスクもあります。

これらは、ぽっこりお腹の原因にもなるため
そういった意味でも見た目が悪くなります・・・

猫背は肥満の原因にもなる


先ほど、犬食いだと食べ過ぎて肥満になりやすいということに触れました。

しかも、長期間猫背の姿勢でいると、身体には猫背のくせがつき、
骨格や筋肉がその状態でガチガチに固まってしまいます。

固まった筋肉は、あまり大きな動きができなくなるので代謝量が落ちていきます。

また、血管は筋肉の中も通っているので、
筋肉が固くなると血流も低下します。

血流が低下すると局所に疲労物質や二酸化炭素、余分な水分などがとどまり、
なんとなく身体を重く感じるようになりがちです。
その上活動に必要な栄養素や酸素が送られてこないので疲れやすく、
だんだん動くのもおっくうになって運動不足になりやすいのです。

その結果、身体にはだんだんと余分な脂肪がついてきて、肥満の原因になります。

食事中の猫背は骨盤の傾きに注意


食事中の猫背は身体の上半分が猫背になっているイメージがあります。

ですが、人によっては骨盤がまっすぐ立っておらず
前や後ろに倒れていることも少なくありません。

骨盤は身体の中心にあって、姿勢の土台でもあるからです。

よって、食事中の猫背をなおし、姿勢を良くするためには、
まず骨盤をまっすぐに立てる必要があります。

逆に背すじを伸ばそうとした際に、
骨盤が前や後ろに倒れていると
なかなか良い姿勢をとることができません。

ちなみに、骨盤をまっすぐ立てる際には、お尻の穴が真下を向くようにしてください。

さらに、椅子の背もたれにはよりかからないようにした方がやりやすいと思います。

ですが、身体に猫背のくせがついているような場合には
すぐには良い姿勢をとりにくいかもしれませんね。

そういう人は、骨盤回りの筋肉からストレッチをして、
固まった身体に動きをだしていきましょう!

また、「仙骨クッション『仙律』」のようなクッションを使うのもおすすめです。

仙律クッション

ストレッチで骨盤を立てて姿勢を改善

骨盤の傾きは、太ももの前側と後ろ側の筋肉によって決まります。
骨盤が自由に動けるように、まずは前後の筋肉を伸ばしましょう。

それから、上体をのばし、よい姿勢のくせをつけていきます。

太ももの前を伸ばすストレッチ


1、壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2、右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます
3、両膝の間が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4、10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください

太ももの後ろを伸ばすストレッチ


1、椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につきます
2、右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3、背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4、太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5、10秒経ったら反対側も同様にします。

よくお腹を突き出さずに、背中が丸くなっている人がいますが、
それでは太ももの後ろが伸びてこないのでご注意ください。

上半身をまっすぐにするストレッチ


1、足を肩幅に開いて立ちます
2、ゆっくり両手をあげてバンザイをしていきます
3、手がいっぱいまで上がったら胸も斜め上に突き上げるようにします
4、合わせて、なるべく顎が上がらないようにしながら首を後ろに引きます
5、手、胸、首をいっぱいまで伸ばしたところで10秒キープ
6、10秒経ったらその姿勢のまま、身体の力をぬいて手を下ろします

鏡で良い姿勢のくせをつける


1、上記のストレッチは10秒程度でいいので毎日継続してください
2、猫背でガチガチだった身体がのびるようになったら良い姿勢を意識するようにします
3、その姿勢をマメに鏡でチェックして確認します
4、ストレッチと良い姿勢の確認を繰り返しているうちに、身体にはだんだん良い姿勢のくせがついてきます。

骨盤を立てるためのおすすめ補正下着

骨盤を立てて正しい姿勢を身につけるときは、サポート役として補正下着を着用するのもおすすめです。

例えば、「整体ショーツNEO+」は整体の先生が開発した骨盤ショーツです。

着用することで骨盤を立てやすくなるよう、パワーネットが骨盤を支えてくれます。

整体ショーツNEO+

男性用の補正下着「整体パンツZERO」もあります。

整体パンツZERO

まとめ

どちらかというと男性に多いと思う犬食いですが、
見た目が悪いだけでなく、
消化不良や肥満の原因にもなります。

もし犬食いになっている人は、戌年の今年を良い機会と思って、
上記のストレッチなどと合わせて座り方から改善してみてください。

よく、若いテレビのタレントが、食レポのシーンなどで、
顔を正面にむけたまま食べ物を口にもってきてますね。

そういうシーンを参考に、食事中の良い姿勢をイメージするのも良いかもしれません。

この記事を書いたライター


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