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猫背が原因で起きる疾患

謎の背中の痛みで眠れない・・・猫背が原因かも?

人は、たいていの場合、身体が痛いときには何か原因があります。

例えば、どこかに腕や足をぶつけたとか、
重いものを持ち上げようとして腰をひねったとか。

そこまではっきりしてなくても、
子供の運動会で10年ぶりくらいに全力疾走をしたら
ふくらはぎがつったり、しばらく全身が筋肉痛になったり・・・。

そういう風に痛くなる原因がはっきりしていれば
とりあえずシップを貼るなど何となく治療方法も見当がつきますし、
誰かに相談したり病院や整骨院にも行きやすいですよね。

ですが、そういった原因にまったく心当たりがないのに痛みがある場合、
どうしたらいいのかさっぱり思い浮かばないし、
周りの人に相談してもなかなか良い回答が得られそうにありません。

ただし、特に持病もなく寝ていても目が覚めるほどの
背中の痛みが続く場合には、猫背が原因になっている可能性があります。

以下で詳しく書きます。

痛みには必ず原因がある


物事にはほぼ必ずといっていいほど、原因と結果があります。

今回記事にしている、睡眠中に目が覚めるほどの「背中の痛み」にしても
”自分では”原因に気が付いていないだけの可能性があります。

ちなみに、背中の痛みと一口にいってもいろいろな原因が考えられ、
ざっとあげただけでも以下のようになります。

  • 背部の筋肉・筋膜炎
  • 椎間板ヘルニア
  • 内臓の関連痛
  • 肋間神経痛
  • 大動脈瘤解離

これらのうち、比較的若い世代では、
内臓や血管、神経に関する病気が原因である可能性は低めです。

逆に中高年以上の世代の場合には、普段から病院で定期検診を受けるなどして
予防に努めた方がよいです。

3年ほど前に亡くなった俳優の阿藤快さんも
ずっと背中の痛みを訴えられていましたが、
大動脈瘤解離が死因でしたね・・・。

参考:阿藤快さんを襲った大動脈瘤破裂、防ぐためには? 「60歳過ぎたら一度CT検査を」 自覚症状少ないが背中などに痛み

年齢や症状によっては命にもかかわってきますので、
特に中高年の原因不明の痛みは素人判断せず、
まずはお近くの病院で診断を受けてください。

診断の結果、病気かそうでないかがわかるだけでも安心できますし、
適切な治療を受ければ、当然痛みも解消されていきます。

病気でない場合は猫背が原因かも


病院の診断で特に病気が見つからなかった場合は、
猫背が痛みの原因である可能性が高いです。

というのも、猫背の人の身体では、骨格や筋肉に通常よりも過度の負担がかかり続けます。
その結果、背骨の軟骨である椎間板がヘルニアを起こしたり、
背中や腰の筋肉がガチガチに硬くなって、コリや痛みを生じるようになるわけです。

特に現代人は、スマホやパソコンの長時間使用や、
運動不足による筋力低下により、
デスクワークでも立ち仕事でも長時間同じ状態でいることで
猫背のような不良姿勢になりやすい
のです。

猫背による「背中の痛み」の解消法


猫背が原因で背中の痛みがある場合は、
姿勢を改善しなければいつまでも痛みが続きますし、
良くなってもまたいずれ再発してしまいます。

よって、猫背を改善することが欠かせないわけですが、
現時点での痛みも解消しなければなりません。

寝ていても目が覚めるくらいの痛みなので、
1日も早く解消したいですよね。

まず確実なのは、治療院で施術を受けることです。
病院、整骨院、鍼灸院のいずれでも、ご近所の通いやすいところが良いと思います。

もしご近所に姿勢専門の治療院があれば最初からそちらでも良いでしょう。

そこで痛みがおさまってきたら、次は姿勢の改善を始めてください。

中には、痛みがおさまった時点で通院を止めてしまう人もいるかもしれませんが、
再発防止のためにご自身で背中のストレッチなどを行って
セルフケアを継続されるようおススメいたします。

簡単な猫背の改善方法


1番簡単ですぐできる改善方法は、マメに鏡で自分の姿勢をチェックすることです。
自分の感覚では今の猫背の姿勢になれて普通に感じてしまっているので、
鏡を使って客観的に自分の姿をみることでなおしていくわけです。

デスクワークで座りっぱなしの場合、鏡で全身を見ることはまずできないと思います。
その場合は、1時間ごとに骨盤をまっすぐに立てて座り、
バンザイをする時のように両手を上に上げ、背中をそらして姿勢をリセットしてください。

ちなみに、骨盤をまっすぐに立てる時は、お尻の穴を真下に向けるようにすると良いです。

また、デスクワークでパソコン作業をされている人は、
モニターの高さや目からの距離を調整してみてください。

低すぎたり遠すぎるモニターは無意識に猫背になるのでよくありません。

まとめ

自分では原因不明だと思っていても、
身体に痛みなどの不調が出るときは必ず何かあることが多いです。

特に寝ていて目が覚めるほどの背中の痛みの場合、
年代によっては命にかかわる病気のこともあります。

必ず一度病院で診断を受けるようにしてください。

もし、若い世代で特に病気が見つからなかった場合には、
猫背による過度の背中への負担が原因の可能性も高いです。

なので、痛みの治療と合わせて姿勢の矯正も必ず行われるようオススメいたします。

なお、姿勢専門治療院の選び方については、こちらの記事もご参照ください。
参考:猫背矯正を受ける時の整体院の選び方は手技がソフトかハードか

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