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「のびのび健康生活」のオウンドメディア

猫背が原因で起きる疾患

ぽっこりお腹は骨盤のゆがみによる反り腰が原因!!

そんなに食べ過ぎているわけでもないのに
おなかがポッコリしてきた(ぽっこりお腹)・・・

その原因は単なる運動不足によるものとは限りません。

「反り腰」が原因の場合もあります。

「反り腰」とは、骨盤が通常よりも前傾して
腰の反りが強くなったような姿勢を指します。

つまり、ぽっこりお腹の原因は腰にあるのですが、
さらにその原因は、骨盤だったのです。

以下で、詳しく書きます。

反り腰の原因・骨盤が前傾する3つの原因


先ほど「骨盤が通常よりも前傾」と書きましたが、
私たちは知らず知らず骨盤が前傾するような姿勢や動きをしています。

1、デスクワークで前傾

例えば、長時間デスクワークなどで座った姿勢でいると、
脚のつけ根である股関節は90度曲がった状態でいますよね。

股関節が前に曲がっている時、
太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋や腸腰筋)は、
通常よりも短縮
しています。

短縮した状態が長く続くと筋肉が固まってしまい、
立ち上がっても太ももの前側の筋肉が元の長さに戻りにくくなります。

太ももの前側の筋肉は、骨盤の前側から膝のお皿の下に向かって縦についているので
そこの筋肉が短縮したまま立つと骨盤の前側を膝の方向に引き下げることになり、
骨盤が前傾します。

2、ヒップアップで前傾

また、女性の場合は、ヒップアップで体型を良くしようとして前傾することがあります。

キュっと持ち上がったヒップラインは女性・男性問わず魅力的なものです。

そのためにお尻を持ち上げようとしてよくやられることが、
お尻の筋肉そのものを持ち上げるのではなく、
筋肉がついている”骨盤”を後ろに「グイッ」と持ち上げること
です。

そうして骨盤の後ろ側が持ち上がるということは、
反対側である前は下がるために、前傾するというわけです。

骨盤は本来お腹の中にある内臓を下で受け止めるような役目をしていますが、
それが前に傾くことで内臓も若干前へ移動し、
お腹がぽっこりと前にでた「ぽっこりお腹」になってしまうわけです。

なので、そういう人は、反り腰をなおすだけでポッコリお腹がひっこんでくる可能性もあります

3、「気を付け」で前傾

姿勢を良くしようとして「気を付け」のような姿勢で、
”背すじを真っ直ぐに伸ばそうとする人”も反り腰になりやすいようです。

背中の筋肉をまっすぐに反らせる時には背中の筋肉は短縮しますが、
その時、腰の筋肉は背中とつながっているので一緒に短縮します。

すると、腰につながっている骨盤の後ろ側が引上げられ、
その結果、やはり骨盤が前傾した反り腰になる
というわけです。

特に腰痛の人は早めに対策を!

反り腰では、腰の筋肉が常に短縮して硬くなっています。

反り腰を改善するためには骨盤を立てる


反り腰では骨盤が通常より前傾しているわけですから、
骨盤をまっすぐ立てるようにすれば解決しますよね。
(厳密にいうと、骨盤は正常な状態でもごくわずかに前傾しています)

ですが、骨盤を立てる場合、以下の2つの問題点があります。

1、骨格や筋肉が固まっている

一つ目は、反り腰の期間が長いと身体に反り腰のクセが付いてしまっているということです。
具体的には骨盤・腰の骨(腰椎)・骨盤周りの筋肉です。

骨盤が前傾した状態で、骨も筋肉もがっちり固まっているわけで、
いきなり骨盤を立てようとしてもなかなか動いてくれません。

2、反り腰を普通に感じている

二つ目は、自分の感覚(位置覚といいます)です。

やはり反り腰の期間が長いと、身体は無意識にその姿勢をとろうとします

なので、いきなり骨盤をまっすぐ立てられたとしても違和感を感じ、
また元のように骨盤を前傾させようとします。

骨格や筋肉、位置覚に反り腰のクセがついている場合、
すぐに改善することはかなり難しいです。

ですが、毎日ストレッチをするなどして、
時間をかけて少しずつ改善することは可能です。

2つのストレッチと鏡を使った感覚修正で改善

太ももの前を伸ばすストレッチ


1、両足を肩幅に開いて立つ
2、右ひざを曲げ、右脚の甲を右手でつかむ
3、両足が開いたり、身体を傾けたりしないようにして右手を引く
4、右太ももの前の筋肉が伸びて「気持ちよい」と感じる所で10秒キープ
5、10秒経ったら左脚も同様に伸ばす

もし、伸ばしている最中にフラフラするような場合は
壁などにつかまって行ってください。

腰の筋肉を伸ばすストレッチ


1、身体の力を抜いて、自然な状態で床に四つんばいになります。
2、顔は下に向け、息を吐きながら、背中を天井へ突き出す感覚で背中を丸め、お腹を引っ込めます。
3、腰の部分が伸びてるのを感じたら10秒キープ
4、息を吸いながら、背中を反らせて顔を上に上げ胸を張ります
5、腰が反ってることを感じたら10秒キープ

初めのうちは腰がガチガチに固まっていて、
なかなか動きが出ないかもしれません。

それでも毎日5回くらい続けているうちに
少しずつ動きがでてくるでしょうし、
感覚で腰の反り具合を感じられるようになると思います。

骨盤を立てた姿勢を身体で記憶する


自分では反り腰が普通の状態に感じているので、
鏡を使って視覚で位置覚のギャップを修正します。

骨盤をまっすぐ立てたら、鏡で横から見るなどして
これがまっすぐ立った状態」というのを身体で記憶するようにしましょう。

1回や2回では変わりませんが、
毎日マメに鏡で自分の姿勢を見ていると
だんだん修正されてきます。

まとめ

自分では原因不明だと思っていたポッコリお腹も
実はちゃんと原因があります。

それは骨盤が前傾した「反り腰」であることが少なくありません。

骨盤を立てれば改善されるわけですが、
反り腰で身体がガチガチに固まっていたりすると
なかなかすぐには難しいです。

なので、ストレッチで少しずつかたまった筋肉を伸ばし、
正しい姿勢を身体で記憶するようにして改善していきましょう!

ただ、自分一人ではなかなかできない、毎日できない、
ということもあるかもしれません。

そういう場合にはお近くの姿勢専門の治療院へ
ご相談されることをおススメいたします。

最近は、「無料相談」「無料姿勢チェック」など謳っている所も多いので、
一度、ホームページなどで確認されてみてください。

この記事を書いたライター


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