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猫背が原因で起きる疾患

あなたの疲れが取れない理由は猫背?!姿勢で体調も左右される!!

インターネットのサイトを見ていると、
日本人の9割は猫背」と書いているものもあります。

実際にどうやってデータをとったのかは紹介されてないのですが、
周りを見回すと、それくらい猫背の人が多いのは確かなようですね。

ただ、「猫背」には自分で猫背だと気づいているケースと、
気づいていないケースがあります。

なぜなら、鏡で自分の姿勢を見る時、
何となく背筋を伸ばしてきちっとした姿勢をとることが多いので、
普段の姿勢が猫背になっていることに気づかないことがあるからです。

猫背になると、「だらしがない」「老けて見える」など見た目が悪くて損をするということの他に、
首や肩のこり、腰痛などなどさまざまな身体の症状もでてきます。

そういった症状の一つに「疲れやすくなる」という症状もあります。

以下でそのことについて書きます。

猫背のチェック方法


小学校でやった身体測定を思い出してみてください。

身長を計る時は、後ろ向きに計測する台にのって、
踵とお尻をつけ、背筋を伸ばして顎を引いて後頭部も後ろに引いていたと思います。

その時の姿勢がまっすぐな良い姿勢の見本です。

大人になると身体計測の機会はあまりないですし、ご家庭にも計測器はないかと思うので壁や柱でお試しください。

やはり、壁に向かって後ろ向きに立ち、両踵をつけます。
お尻をつけた時に背中と後頭部が自然に壁につけばよい姿勢といえるでしょう。

しかし、背中や後頭部が壁につかない場合は猫背とみて間違いないですね。

猫背で疲れやすい身体になる3つの原因

1、『コリ』が引き起こす体調不良


猫背になるということは、肩や首の筋肉に常に過度の負担がかかり続けるので疲労が蓄積していきます。
その結果、筋肉が凝り固まっていき、筋肉中の血行も悪くなって『コリ』が出てきます。

コリが生じると肩や首の痛みを感じるようになり、女性だと頭痛を生じる人もいるようです。

また、猫背だと肩や首だけでなく、丸まった背中や腰にも同様のことが起きてくる可能性も少なくありません。

2、胃腸などの内臓・心肺機能の低下


猫背で背中が丸い状態では、胸がつぶれています。

胸がつぶれていると、中にある肺が大きく広がることができません。
そのため、呼吸が浅く短くなってあまり新鮮な空気を取り込むことができないため、
身体の各組織が酸欠気味なります。

また、胸には心臓もありますし、胸の下には胃腸のようなお腹の内臓もあります。
それらが上から順に圧迫されるために胃下垂を起こしたり、
そこまでいかなくても働きが低下していきます。

3、自律神経やメンタル面にも影響を引き起こす


自律神経とは、本人が意識しなくても自動的に身体の働きを維持させる働きをする神経です。

自律神経は、交感神経と副交感神経との2つからなり、
それぞれ活動時と休息時に働いていて、
その時の状況に応じて神経が切り替わります。

そして、交感神経の幹は背骨のわきにあり、
自律神経の中枢は後頭部の間脳という所にあります。

猫背で背中が丸くなると交感神経が刺激され続け、
首猫背だと後頭部がつまってくるので間脳にある中枢も影響も受けます。

つまり、自律神経が乱れた「自律神経失調症」という状態になり、
身体がだるい、疲れがぬけない、動悸、不眠、うつ病などを引き起こします。

上記のように猫背をそのまま放置すると、疲れやすい身体になってしまうことの他、
さまざまな病気の原因になりますのですぐにでも改善していくことが必要です。

ただし、猫背を直すといっても背中をまっすぐに立てたりするだけでは不十分です。

実は猫背の人は背骨の土台である骨盤が前や後ろに通常よりも傾いていることが多く、
まず骨盤をまっすぐに立てることをしないと
いくら背すじを伸ばして姿勢を良くしようとしてもうまくいかないのです。

猫背を改善するストレッチ

骨盤をまっすぐ立てるためのストレッチ①


1、壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2、右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます
3、両膝が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4、10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください

骨盤をまっすぐ立てるためのストレッチ②


1、椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につきます
2、右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3、背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4、太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5、10秒経ったら反対側も同様にします。

背中や肩をのびのびと伸ばすストレッチ


1、足を肩幅に開き、肩の力をぬいて立ちます
2、万歳をする時のようにゆっくり両手を頭の横まで挙げてください
3、同時に腕の動きに合わせるように顔も斜め45度上を見ながら後ろに引きます
4、背中から肩にかけていっぱいまで反らせたところで10秒キープ
5、10秒経ったら、脱力して横からゆっくりと腕をおろします
6、顔は後ろに引いたまま、顎を引いて前を向くようにします
(顎を引くのがやりづらい時は、うなじを上に伸ばすようにすると多少楽になります)

身体に良い姿勢のクセをつける


ストレッチで猫背の身体が伸びてきたら、
良い姿勢を身体で記憶するようにします。

やり方は、鏡を使ってマメに自分の姿勢をチェックし、
鏡から離れている時もその姿勢をキープするようにするだけです。

冒頭でも、鏡で見ている時”だけ”良い姿勢をしているというようなことを書きましたが、
意識していない時に良い姿勢でいられるようにしないとなんにもなりません。

まとめ

猫背の人は多く、また猫背からはさまざまな慢性症状も起きてきます。

その中には、「疲れやすさ」ということもあるので、
なかなか疲れが取れない時には、自分が猫背でないか疑ってみてください。

猫背だとわかったら、ストレッチで改善していきましょう!

また、バンザイストレッチでは胸が大きく開くので
深呼吸での新鮮な酸素を取り入れられ、
脳に刺激を与えることにより、頭をすっきりさせてくれる作用もあります。

体内の正常な流れを取り戻す猫背ストレッチで、疲れにくい身体を手に入れましょう。

この記事を書いたライター


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