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運動・ストレッチ

巻き肩のあなた!正しい矯正ストレッチができていますか?!

万歳をするようなストレッチが正しい巻き肩の直し方です

最近はさまざまな慢性症状(肩こりなど)の原因として、姿勢が注目されてきています。

「姿勢不良=さまざまな体調不良の原因」ということで、
首コリ、肩コリ、腰痛、血液・リンパの循環不良、うつなどの精神の不安、
といった具合に心身両面が影響を受けることが知られてきているわけです。

そこで、「いかに姿勢を治すか?」ということで、
テレビやインターネットでも自宅でできる猫背矯正法や
猫背矯正グッズが次から次へと紹介されるようになりました。

 

それ自体はとっても良いことですよね!
良いことなのですが・・・・
中には、「なんとなくイメージで作った」
という”ハズレ”もあるようなのが非常に残念です。

以下で、目についた矯正方法の間違いについて書きます。

猫背を矯正する正しい方法とは

猫背の矯正にはストレッチがおススメ

まずストレッチで身体をやわらかく!

まずストレッチで身体をやわらかく!

まず最初に言わせていただきたいのは、猫背の矯正方法については、ストレッチがおススメということです。

何故なら、体に長年の猫背のクセが付いている方は、
骨格(意外な所では肋骨も)や筋肉が、猫背の形でガチガチに固まっているので、
まずストレッチで固まった部分を伸ばしてあげる必要があるからです。

ちなみに猫背の人が、猫背の身体のままいきなり筋トレをすると、
猫背で固まった身体の上に筋肉がのってしまうために
猫背が悪化してしまってよくありません。

姿勢矯正グッズを使う場合も、猫背でガチガチに固まった身体の人の場合、、
強制的に身体をひっぱられるので苦痛が強くいきなり使うのは疑問です。

とはいえ、筋トレも姿勢矯正グッズも完全には否定するわけではありません。
一度、ストレッチで正しい姿勢を作ってから、
それを維持するために行うならむしろ素晴らしい方法と思います。

大事なのは、あくまでもやり方・使い方なのです。

間違ったストレッチと正しいストレッチ

正しいやり方と間違ったやり方があります

正しいやり方と間違ったやり方があります

先ほども書いたように、猫背の矯正にはストレッチをおススメしている訳ですが、
なんでもやればいいわけではありません。

例えば、背中や肩甲骨のどこの筋肉が伸びたら猫背が矯正されて、
逆にどこが縮んだら猫背が悪化するか
ちゃんと見極めてケアしていかないといけない訳です。

そうしないと、ストレッチを毎日やっても効果がありませんし、
逆にやればやるほど猫背が悪化する危険もあります。

基本的に猫背は体が前に丸まっているので、
背中を反らせて体の前側の筋肉を伸ばすとなんとなく良さそうな気がしますよね?

正しい姿勢と2つの猫背の例

正しい姿勢と2つの猫背の例

ですが、人間の体は複雑なので、そう簡単な話ではないのです。
間違った矯正方法とは、まさにそういった、
なんとなくのイメージの産物といえるでしょう。

余談ですが、猫背は身体の土台である足や、
身体の中心である骨盤も深い関係があるので、
実はそれらの動きも無視できません!

こんなストレッチは間違っている!!

間違ったストレッチとは猫背になるストレッチのこと

実は間違っていたストレッチ

実は間違っていたストレッチ

猫背を矯正する際に実際によく紹介されているストレッチは、
「体の後ろで手を組んで肩甲骨を背中で寄せる」
というものです。

これは、前に出た肩甲骨を後ろに戻すので、
巻き肩(前肩型猫背)を矯正する事を目的としている訳ですね。

しかし猫背の専門家目線でミクロの目で見ると、巻き肩を助長していることに気づくのです。
下の写真の←部分をご覧になってみて下さい。
上腕骨が前側に傾いてしまっていることが分かるはずです。
上腕骨が前に傾いた状態とは、「縦の巻き肩」ではないですか?

巻き肩(前肩型猫背)が悪化・・・

巻き肩(前肩型猫背)が悪化・・・

しかもさらに大胸筋を伸ばそうと身体を前傾させると、さらに背中まで丸まるという結果になります。
これでは、効果がないどころか、逆効果です。

このような姿勢でストレッチをすると余計に猫背を助長する

このような姿勢でストレッチをすると余計に猫背を助長する

 

これをミクロの視点で言うと、肩を内向きに捻っていることになるので、より巻き肩になるようにくせをつけてしまっているようなものです。

 

正しいストレッチは猫背を矯正する!

猫背を改善するストレッチの正しいやり方

猫背を改善するストレッチの正しいやり方

巻き肩を矯正する時は、肩を前から後ろに回さなくてはいけません。
分かりやすい例が、バンザイする時の腕の動きです。

猫背で内側に捻られていた腕と肩が自然とまっすぐになり、
肩も後ろに回ってますよね。

 

肩を前から後ろに回す

肩を前から後ろに回す

腕の外旋ストレッチ

腕の外旋ストレッチ

これを強調したストレッチが「腕の外旋」ストレッチです。
横から見ると腕と肩の回り具合がもっとわかりやすいと思います。

やり方は、以下のイメージです。

1、腕を肩の高さまで真横にあげ、肘を90度に曲げます
2、そのまま、手を上から後ろに回すイメージで肩・腕を捻ります
もし壁があれば手のひらから前腕部にかけて当てて、胸を開くようにすると、
胸や肩の前面のストレッチがやりやすいかもしれません。

まとめ

猫背を治すためには、
まず猫背でガチガチに固まった骨格や筋肉を
ストレッチで伸ばしてケアするのがおススメ
です。

猫背が治ってくると、体のコリや血液・リンパの循環改善、
自然とメンタルも前向きになって心の不安も軽くなる効果があります。

ですが、せっかくのストレッチもやり方が違えば、
効果はありませんし、頑張ってやるほど猫背が悪化します。

それでは、もったいないですよね。

例えば、巻き型(前肩型猫背)ならば、
肩や腕がどうなっていて、
どう回すから猫背がなおるのか?

テレビやインターネっトで紹介されているストレッチは、
なんとなくのイメージでするのではなく、
正しい知識とやり方で行ってください。

正しいやり方のポイントは以下の2つです。

  1. 腕を外旋するように回す
  2. 肩を後ろに回す

それを毎日10秒程度でいいので、繰り返し行ってください。

ストレッチは1度にたくさん、長時間やるよりも
10秒程度でいいので毎日やる方が効果的なのです。

この記事を書いたライター


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