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猫背が原因で起きる疾患

猫背も頭痛の原因に?!姿勢を良くして薬に頼らない改善を!!

ぎっくり首は正しい姿勢で根本から改善を

頭痛は、はたから見ていてハッキリわからない上に、
職場では自分が頭痛を感じていることを隠そうとすることもあって、
気がつかれにくいもののようです。

ですが、頭痛に悩んでいる人は意外と多いようです。
頭痛で悩んでいる人は2人に1人もいる
というアンケート結果が頭痛・生理痛の薬「EVE」のサイトにのっていました。

参考:「EVE」

ただ、一口に頭痛と言っても
頭痛にはいくつかのタイプがあり、
そのタイプ別に原因や対処法も違ってきます。

そしてその中には猫背が原因でおきている頭痛もあります。

取りあえず頭痛薬でその場をしのいでいる人も少なくないかもしれませんが、
頭痛の原因が猫背の場合、姿勢を改善すると頭痛も軽くなっていく可能性があります。

以下で詳しく書きます。

頭痛には3つのタイプがある

1、日常的に起こる頭痛

日常的に起きては治っている頭痛のタイプです。
風邪や二日酔いのように原因がハッキリしています。
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例えば、子どもが「頭が痛い」という場合には、
まず熱がないか脈が速くないか、みてあげてください。
風邪からくる頭痛かもしれません。

夏場のスポーツの現場では、熱中症でも頭痛を起こすこともあります。
それぞれの原因ごとに対処していきましょう。

二日酔いなら水分をとってよく眠る、
風邪なら風邪薬を飲んで安静にする、
熱中症ならおでこや脇、もものつけ根を冷やす、
といった具合です。

2、慢性頭痛

これは病院でMRIなどの検査をしても異常が見つからないなど、
ハッキリした原因・病気のないタイプの頭痛です。

”慢性”とつくくらい繰り返しよく起きる頭痛で、
頭痛全体の8割をしめるといわれるくらいです。

この頭痛はさらに以下の3つに分類されます。

緊張性頭痛

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頭が締め付けられるような痛みを感じます。
一般にデスクワークの疲労、首の筋緊張、ストレスが原因で
血流が悪くなって起きるといわれています。

お風呂で温めたり、マッサージをすると軽減してきます。

偏頭痛

血管性頭痛ともいわれ、血流が良くなりすぎて
「ずきんずきん」とするような拍動性の痛みを感じます。

高血圧やストレスが原因といいますが、
女性は生理前のホルモン分泌でもおこるようです。
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首周りや頭を冷やして、血管を縮小させると軽減してきます。

群発性頭痛

割合としては少なく、目のすぐ後ろにある血管が拡張し、
炎症を起こすことで生じる
といわれます。
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いったん起こり始めると1~2ヵ月間、
毎日のようにおこるので「群発」
という名前がついたもので、
上記の期間を過ぎれば全く頭痛は起こらないようです。

まだデータが少なく、軽減させる必要がある時は取りあえず頭痛薬や、
消炎鎮痛剤を使用するとよいようです。

3、脳の病気に伴う頭痛(命にかかわることもある)

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クモ膜下出血脳出血のような緊急性のある頭痛のタイプです。
命にかかわることもあるので、
一刻早く病院で診断と治療を受ける必要があります

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特にクモ膜下出血は、
産まれてから今までに経験したことのない痛み
とよく言われるくらいで、いつもと違う痛み方や、
吐き気を感じるような頭痛は大変危険な兆候と思ってください。

猫背が原因の頭痛は「慢性頭痛」

慢性頭痛の中でも特に緊張性頭痛は
(病院の検査では異常がないかもしれませんが)、
実は猫背と深い関係があります。

というのも猫背でいると背中や首、肩の筋肉に
常に過度の負担がかかり続けます。
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負担がかかり続けた部分の筋肉は疲労し、
やがてガチガチに硬くなっていきます。

硬くなった筋肉はコリや痛みを感じる上に、
筋肉の間を通る血管を圧迫するために、
血流も悪くなります。
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首や肩の血流が悪くなると、
脳へ送られる酸素や栄養も不足がちになり、
苦しくなった脳は頭痛を感じるわけです。

頭痛薬を飲めば痛みは治まるかもしれませんが、
根本原因である猫背がそのままなので、
慢性的に頭痛に悩まされ続けることになります。

偏頭痛の場合、血管の拍動が原因なわけですが、
高血圧や女性ホルモンをコントロールしている、
自律神経の働きが乱れている可能性があります。

自律神経の幹は背骨のわきにあり、
自律神経の中枢は後頭部にあるので、
背中が丸く顔が前に出た猫背で影響を受け、
働きが低下します。

なので、猫背を改善することは偏頭痛にも間接的に効果が期待できます。

※群発性頭痛は、炎症がおきていると思われるので、
まずは専門医の治療で炎症を治療してください。

猫背の改善するストレッチ

1.太ももの前を伸ばして骨盤を立てるストレッチ

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① 右膝を曲げて、右手で足の甲をつかみます
② 両膝の間が離れないようにしながら腿の前を伸ばします
③ ももの前が伸びて「気持ち良い」と感じる所で10秒キープ

④ 反対側も同様にします。
⑤ 鏡などで骨盤がまっすぐに立っていることを確認

猫背というと背中や首ばかり目が行きますが、
実は身体の中心にある骨盤がまっすぐ立っていないと
上体をまっすぐにすることはできません。

なので、まず骨盤を立てられるよう太ももの前の筋肉をストレッチします。
多くの人は骨盤の前の筋肉が短縮して骨盤の前側を下に引き、
骨盤を前傾させているからです。

2.背骨を伸ばすストレッチ

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① 胸の中心にある胸骨を意識します
② 息を吸いながら胸骨をナナメ45度上に向けつきあげるようにします
③ 息を吸い切った所で10秒
④ 10秒経ったらその姿勢を身体で記憶するようにします

ただ丸まった背中を伸ばしても
すぐ元に戻ってしまいます。

そうならないために、胸いっぱいに息を吸って、
身体の中からまっすぐ立つようなクセをつけましょう。

3.首を伸ばすストレッチ

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① わざと顔を大きく前に出します
② ゆっくりと10秒数えながら顔をひいてきます
③ 顎があがらないように気を付けて顔を一杯まで後ろにひきます
④ 引いた頭が背骨の真上にのってる感じを身体で記憶するようにします

わざと顔を大きく前に出すことは、
硬くなった首の筋肉に動きを出すと同時に
自分の頭が今どこにあるかを感じる練習にもなります。

これら3つのストレッチをくりかえし、
良い姿勢を身体で記憶するようにすると
慢性頭痛も徐々に軽減してくるはずです。

まとめ

病院でのMRIなどの検査では「異常なし」と言われる事が多い「慢性頭痛」。

病院では頭痛薬を処方してくれる程度ですが、
結局根本的な解決にはなってません。

なるべくなら薬はのまないに越したことはありませんしね。

そのためには、慢性頭痛の根本原因にもなっている猫背から改善していきましょう!

また、慢性頭痛以外の症状も下記を参考に適正な対処をなさってください。

参考:「頭痛の種類と分類」

参考:【内外薬品会社・頭痛と言ってもいろいろあります】

この記事を書いたライター


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