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猫背が原因で起きる疾患

テレワーク中の姿勢、正しく骨盤を使うための4つのシーン別対処法

今働き方が進化しています。日頃は出社することが当たり前でしたが、今ではテレワークも導入している会社が増えてきました。

ただ最近感じているのは、テレワークによる腰痛を訴える方が増えていることです。普段は会社という恵まれた環境でオフィスデスクとオフィスチェアがしっかりしていましたが、自宅ではそこまで整っている方は少ないのではないでしょうか?

実際整骨院で仕事していても、テレワークを始めてから腰痛が出るようになったという方も少なくないのです。その原因はテレワークの時の姿勢にあると言えます。

今回テレワークにおける姿勢はどうしたらいいのか、骨盤に着目してご紹介します。

テレワーク中の姿勢はなぜ乱れるのか?

オフィスデスクとオフィスチェアが、ダイニングテーブルと木の椅子に

まずデスクワークにおいて、身体全体が前傾姿勢になるので、だんだん猫背になりがちです。それがテレワークになると机、椅子の環境も変わってきます。例えば机がダイニングテーブルに変わったり、椅子も硬めの木の椅子だったりするケースがあるのです。

リビングでちゃぶ台で仕事する人も

また椅子がないちゃぶ台で仕事する方もいらっしゃるでしょう。床に座ると腰に負担がかかります。よって背中も丸まるだけでなく、腰痛を発症してしまうケースもあります。

時として、ベッドに寄りかかって仕事する人も

またテーブルも机もない人がベッドに寄りかかってそのまま仕事しているケースもあります。太ももの上にノートパソコンを置いて仕事をする人もいらっしゃるようです。

身体というものは、どこかが出っ張ればどこかがへこむようにできています。ベッドでは脚を前に伸ばしているはずなので、必然とバランスを取るために背中が丸まり、その反動で顔が前に出るのです。

テレワーク時の姿勢を正すために、骨盤を立てる


デスクワークと異なり、テレワークの場合は、職場と同じ状況で仕事ができない可能性もあるということです。よって基準も変わってきます。

しかしポイントを押さえておけばいいと思うのです。それは骨盤を立てるということです。座面であっても、骨盤を立てるを意識することが必要なのです。

テレワーク中の座位において、4つのシーン別骨盤の立て方

骨盤を立てるための基本形

骨盤を立てるための基本形は、お尻の穴を下に向けることです。たったこれだけを意識するだけで、骨盤が立ってきます。

椅子の場合

椅子は一番骨盤が立てやすいです。もしポイントがあるとしたら、骨盤を立てた状態でキープしやすい座面かどうかです。特に座面が滑りやすかったり、後ろに傾いていたりするものもあります。そうすると骨盤を立てた状態でキープしづらく、猫背になってしまうのです。

床や畳に直接座る際

床に座る時、骨盤を立たせづらいものです。長座にするとしても、体育座りにしても、あぐらや俗にいう「お姉さん座り」をするにしても、同様のことが言えます。実際かなり難しいのではないかと思うのです。

強いていうのなら、正座です。正座は姿勢だけで見ると、いい形が作れます。しかしながら膝を圧迫するので、膝にいいとは言えません。また人によっては足がしびれます。いいとは言えないのです。

床生活をしてきた方は、骨盤がゆがんでいるケースが多いのです。それは無理な骨盤の位置で生活をしてきたからです。よって床や畳に直接座って仕事をするのはお勧めできません。

ここでオススメなのが、座布団を二つ折りにしてお尻に入れることです。少し座面を高くするのです。そうするだけでちょっとマシになります。

ソファに座る時

ソファに座るときも問題が生じています。ソファはタイプにもよりますが、まず座面が沈むものが多いのです。また背もたれから前脚までの座面の長さが長く、背中に寄りかかるとパソコンが打ちづらいのです。

よって別にテーブルを用意し、そこにパソコンを置き、背もたれは使わずに取り組むのがいいわけです。

ベッドで長座で仕事をする

同じようにベッドで長座で仕事をするのもオススメはしません。腰への負担も増してくるものです。そもそもベッドやマットレスは、多少なりとも沈みます。そしたらその瞬間骨盤は後傾してしまうでしょう。

ここでよくやることは、腰の部分に枕を当てることです。大抵ベッドで長座で仕事をする際に、どこかベッドのヘリか壁の部分に寄りかかって仕事をするのではないでしょうか?その寄りかかった腰の部分に枕を当てるのです。これだけで骨盤を立てることが可能になります。

テレワーク中、姿勢の維持が難しければ、時々リセットを

以上のようにテレワーク中に骨盤を立てることが大切なのです。ただし実際床に座っていて、姿勢を作るだけで体のあちこちの筋肉で支えようとして、他の部位に痛みが出てしまうことがあります。そしたら本末転倒なのです。

この姿勢の維持が難しければ、こまめに休みを取りながら行うことをお勧めします。立ち上がって股関節を伸ばしたり、背中を動かしてみたり、猫背の解消運動などを行なっていくのです。

テレワークでもどんな時でも普段から良い姿勢を意識

ただ本質的なお話をさせていただきます。それは仕事中でも普段でも、常に良い姿勢を意識しておくということです。よって正しい姿勢はこの姿勢というものもそうですが、骨盤を立てておくことが大切なのです。

猫背の人は、良い姿勢をとるとむしろ違和感を感じる

人間というものは不思議なもので、猫背など悪い姿勢と思っていても、慣れて
しまうとその猫背でいることが楽だと感じてしまいます。むしろ良い姿勢を取ろうとすると、逆に違和感を感じてしまうのです。よって良い姿勢を作っても、自然と再び猫背に戻ってしまうのです。

自分の姿勢がいいか悪いかは、鏡で判断する

よって自分の姿勢がいい姿勢なのか悪い姿勢なのかは、鏡で判断するのが一番です。理由は体の感覚は誤作動が生じても、視覚は裏切らないからです。

もちろん始めは鏡を見ていい姿勢を作ったとしても、違和感がかなりあると思います。しかしいい姿勢をずっと作っておくと、徐々に良い姿勢にも慣れてきます。だいたい3週間ほどで慣れますので、その間は1日に3回は鏡を見て良い姿勢をとる習慣をつけてください。

まとめ

テレワークにおいて、猫背など姿勢不良になりやすいのですが、そうすると腰痛や肩こり、首の痛みなどの原因となります。この対策として骨盤をしっかり立てることが大切になります。

椅子や座椅子、床、ベッドなど座る場所によりいい姿勢が取りづらいときもございますが、工夫をして取り組んでいただければと思います。

姿勢がいい人は、体の痛みなどもかなり軽減できます。逆に猫背になると筋肉や関節など体のあちこちに痛みが生じるだけでなく、やる気が出ない、自信がないなどの状態に陥りがちです。

テレワークなど環境が変わっても、いい姿勢を作っていたいものですね。

参考:効果的な猫背改善は骨盤から!!何事も土台が肝心です!!

追記)

またどんな時でも骨盤を立たせるためにサポートするアイテムがあるのです。

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