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運動・ストレッチ

テニス大坂なおみ選手の強さの秘密は背中にあった!?

2018年8月の全米オープンテニス、
女子シングルで大坂なおみ選手が優勝しましたね!
(topの画像は大坂なおみ選手の公式サイトのものです)

連日テレビでは大坂なおみ選手の
試合のダイジェストや
インタビューが流れていたので
ふだんテニスを見ない僕でも
知ることができました。

大坂選手はこれまでパワーに頼ったプレイをして
メンタル面にも課題があったようですが、
そこをしっかりと強化してきた結果が出たそうです。

ですが、僕はそれだけでなく
彼女を含めた一流のプレイヤーに共通するポイントに
気がついてしまいました!!

以下で詳しく書きます。

テニスは移動と捻転とボールコントロール

テニスにも専門用語がありますが
ここではあえて一般的な用語で
紐解いていきますね。

それは、移動、捻転、ボールコントロールの3つです。

テニスの大事な運動の一つ目は移動

テニスの大事な運動の1つ目は移動

テニスの大事な運動の3つ目はボールコントロール

テニスの大事な運動の3つ目はボールコントロール

移動とは、相手の打ってきた、もしくは打ち返してきたボールに対して
素早く反応して打ち返しに行くことです。

また、捻転とは腰から身体を捻ったり回すような動作で、
横方向と縦(斜め)方向があります。

テニスの大事な運動の2つ目は捻転

テニスの大事な運動の2つ目は捻転

最後のボールコントロールとは、
打ったボールが狙ったところへ行くよう、
コントロールするスキルです。

運動面ではこの3つに分類できるのですが、
当然、人によって上手下手があります。

あるいは3つの中で得意不得意もあるでしょう。

ですが、一流のプレイヤーは全てにおいて
一定以上の高いレベルにあり、
メンタル面が安定していることで
ベストパフォーマンスを発揮できます。

高いレベルであるためにはもう一つ重要なこと、
そして多くのスポーツに共通のポイントがあります。

それは、猫背とは逆の「正しい姿勢」です。

今時のスポーツ界では「体幹」という
言い方をされることもありますね。

正しい姿勢がパフォーマンスを上げる理由

正しい姿勢と猫背の比較

正しい姿勢と猫背の比較

正しい姿勢でパフォーマンスが上がる理由を
一言でいうと身体の持てる力をすべて発揮できるからです。

例えば、姿勢が正しいと目線も高くなるため
視野が広くなり対戦相手の動きや
打たれたボールのコースも把握しやすくなります。

すると、ボールを打ち返す際の移動も素早くできます。

また、捻転動作の際には身体の中に
中心軸がまっすぐ立っていないと
動きの小さな「手打ち」になってしまいます。

手打ちだと相手の強いボールに力負けしてしまい、
ボールをコントロールすることもできません。

猫背で手打ちだとテニス肘のリスクが・・・

猫背で手打ちだとテニス肘のリスクが・・・

また、巻き肩のような猫背(前肩型猫背ともいいます)で
手打ちになっていると肘に過度の負担がかかり、
「テニス肘」と呼ばれるスポーツ障害のリスクも高くなります。

以上のことから、一流の選手は、
「正しい姿勢」という共通項があるのです。

大坂なおみ選手の正しい姿勢は背中に現れている

大阪なおみ選手のすっと伸びた背中が正しい姿勢を現している

大坂なおみ選手のすっと伸びた背中が正しい姿勢を現している

(出典:youtube【テニス】【全米オープン】大坂なおみ VS A・ケルバー 1回戦 第1セット)

大坂なおみ選手は常に正しい姿勢をとれていて、
それはスッと伸びた背中に現れています。

女性で身長が180cmもあると、
恥ずかしがって背中を丸めた猫背になる人もいますが、
周囲の女性選手も高身長の人が多かったり
海外をメインに活動しているせいか関係ないようですね。

大阪なおみ選手は前傾時も背中がすっと伸びている

大阪なおみ選手は前傾時も背中がすっと伸びている

その正しい姿勢は相手の打ってきたボールを待つ時も同じです。

(出典:youtube【テニス】【全米オープン】大坂なおみ VS A・ケルバー 1回戦 第1セット)

実際に写真のような前傾姿勢をとってもらうと
何もスポーツをやっていないような人は
そのまま背中も丸くなりやすいです。

ですが、大坂なおみ選手は前傾姿勢でも
背中はまっすぐなままです。

これは正しい姿勢を維持するために必要な筋力と
正しい姿勢の感覚が身についていることを意味します。

具体的には、腰ではなく股関節を深く折っています。

それにより、骨盤と背骨は連携して正しい姿勢を維持できるのです。

また、前傾した時に背中が丸くなってしまうと
ボールを打ち返す時にまた正しい姿勢をとるという
余計な動きが必要になるため反応が遅れるのでよくありません。

大坂なおみ選手は以前はパワーに頼りの上に
メンタル面も不安定という、
決して一流とはいえない選手だったそうです。

ですが、メンタル面を強化すると同時に
体幹を鍛えて正しいし姿勢をとれるようになることで
全力でなくても並み以上の球速をだせるようになったそうです。

参考動画:【テニス】【全米オープン】大坂なおみ VS A・ケルバー 1回戦 第1セット 【naomi】【osaka】【kerber】【tennis】

参考動画:大坂なおみを伊達公子が解説

まとめ

2018年の全米オープンテニス・女子シングルで優勝した
大坂なおみ選手はフィジカル面・メンタル面の
両方を鍛えて一流になりました。

なかでも正しい姿勢をとり続けられる体幹は半端なく、
裏付けのある強さとなっています。

なので、テニスをしている人はもちろん、
それ以外のスポーツをされている人も
筋トレ的なものだけでなく、
姿勢に関する意識も強化してみてください。

姿勢についてはコチラの書籍でより詳しくご覧いただけます。

小林篤史・著『一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書(マキノ出版)』

この記事を書いている9月20日ころは、
東レ パン パシフィック オープンテニス日本に出場し、
「WTAランキング:7」ということなのですが、
ぜひ優勝目指して頑張ってほしいですね!

(出典:大坂なおみ選手公式サイトより)

 

また、大坂なおみ選手の将来に期待して
彼女が10歳の時からヨネックスが支援してたそうですが、
その英断は流石です。

参考:ヨネックス、大坂なおみ選手を10歳から支援する理由は 母の手紙と「パワーにかけた」スタッフの判断

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