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猫背が原因で起きる疾患

「なんだか身体が重い」と感じたら背すじを伸ばして運動を!

最近なんだか身体が重い・・・

特に何かをした覚えもないのにそう感じるようになったら、
放置せずにすぐに対策をしましょう。

ひょっとしたら重い感じから痛みへと、
だんだん悪化していく可能性があるかもしれません。

よって、自分の身体の重さが
何日も続くようであれば早めに対策をしましょう。

以下で詳しく書きます。

身体を重く感じる3つの理由

特に原因に心当たりもなく身体を重く感じる理由は、
大きく分けて3つ上げられます。

1、寒さによる冷えが原因


一つ目は、寒さで身体が冷えたというものです。
身体が冷えると以下の理由で重く感じます。

  • 寒さで腰から下が冷えて筋肉が固くなり動きずらくなる
  • 寒さで抹消の血管が収縮して血流が悪くなり酸欠や栄養不足になる

特にお年寄りの場合に多いのですが、
冬場には温かい服装をしていても、
外気温が低いために足元から冷えてきて、
足腰が重く感じられてしまう
わけです。

2、運動不足が原因


ある意味、これも寒さが原因でおこっているとも言えます。

  • 寒いのであまり外出せず暖かい室内でじっとしていて血流が悪くなった
  • 同じく実内ばかりにいて運動不足で体重が増加した
  • ずっと同じ姿勢でいるために筋肉が固くなり血流も悪くなった

寒さによって身体におこる変化と似ていますが、
こちらはお年寄りよりも年代が若い人にもおきてきます。

若い年代の場合、ウォーキングなどの運動をすることで
体温の上昇や血流改善により
身体の重さが解消されてくることも少なくありません。

3、猫背になってる


これも寒さと関係してきますが、
人は寒いと無意識に背中を丸めて猫背になります。

猫背で縮こまった身体は筋肉(身体の外側)や内臓(身体の内側)に
通常よりも負担がかかり血管も圧迫されて収縮し、やはり血流が悪くなります。

その結果、やはり身体を重く感じてしまうようです。

それ以外では風邪やインフルエンザなどの病気による倦怠感で
身体を重く感じる
ことがあるかもしれませんが、
発熱やせきなどの症状があるのですぐ病院で治療を受けるなど
対策はご自分からされる人が多いと思います。

血流が悪いと身体が重く感じられる理由


ちなみに、抹消の血流が悪くなると身体を重く感じる
と書いてきましたがそれには理由があります。

まず、血液は心臓から出て全身をめぐってまた心臓に戻ってきますね。

その際に心臓から送り出される”新鮮な血液”には酸素が多く
身体を動かすために必要な栄養も含まれています。

そうして末梢まで届いた血液はその部分に酸素や栄養を渡し、
そこにある疲労物質や二酸化炭素を回収してまた心臓へもどってくる

ということを繰り返しています。

血液の循環によって足や腰といった抹消の部分に
新鮮な酸素や栄養が送られてこない状態が続くと
その部分は疲労が蓄積していきます。

疲労した部分は初めは重く感じるだけですが、
長期間続くとコリや鈍痛を感じるようになり、
回復にも時間がかかるようになるので危険
です。

猫背も血流低下と運動不足の原因に!

身体を疲労させ重くさせる血流不足ですが、
猫背でもやはり血流が悪化しやすいです。

猫背というとつい背中が丸い状態や肩が巻き込んだ姿勢をイメージしますが
実は土台である足元や骨盤が原因で猫背になっていることもあります。

例えば、ハイヒールをいつも履いているような人は、
かかとを持ち上げた状態が続くうちに足首の関節がその姿勢で固まってきます。
(ふくらはぎの筋肉が短縮をおこした状態でもあります。)

すると、ハイヒールを履いてない時でも足首がかたまっているので
裸足や靴底が平らな靴を履いて立った時にお尻(骨盤)が後ろに移動します。
そのままでは身体が倒れてしまうので無意識に背中を丸めてバランスをとります。

つまり、ハイヒールによる「足元からの猫背」の出来上がり、というわけです。

また、お尻の筋肉が平らになっているおばあさんを見たことはないでしょうか?

お尻が平らだと筋力も低下しているので身体を支えられず
お尻が前にいれこむように骨盤が後傾します。

するとやはり身体が倒れないように背中を丸めた猫背になります。
今度は、「骨盤の後傾を原因とした猫背」になっているわけですが
長期間その状態が続くと股関節がかたまって大股で歩きにくくもなってきます。

こうしてふくらはぎの筋肉が短縮して固くなっていたり、
骨盤の後傾で股関節が固まってしまっていると
下半身の血流が悪くなってしまうわけなのです。

血流改善には猫背改善と軽い運動の習慣を!


上記の理由により、身体の重さを改善するためには血流と猫背の改善が必要なわけです。

その方法としてはストレッチで猫背を改善し、
寒くてもウォーキングなどの軽い運動の習慣がおススメです。

今回、特にお年寄りの猫背についても触れているわけですが、
お年寄りでも猫背を放置しておくと年とともにさらに姿勢が悪くなっていくので
まずは今の姿勢を維持することを第1に考えてやっていきましょう。

その際に骨が骨粗しょう症で弱っていたり、
筋力も低下したりしているので
姿勢矯正ベルトや筋トレよりもストレッチがよいわけなのです。

ふだん運動不足で身体が猫背姿勢に固まっている人にも同様に
身体への負担が少ないストレッチがおススメです。

足首や股関節など自分の下半身の固まっている部分をまず伸ばし、
それから丸くなった肩や肩の巻き込みなどを改善していきましょう!

また、ウォーキングは全身をつかった有酸素運動です。

ストレッチで身体を伸ばして背すじをまっすぐにし、
1時間ほど大股で歩く習慣をつけるようにしていくと
姿勢と血流の両方を同時に改善する効果が期待できます!

まとめ

特に原因に心当たりもなく、身体が重く感じられるようになったら
なんらかの原因で血流が悪くなっている可能性があります。

なんらかの原因とは冷えや運動不足、猫背などです。

お年寄りの場合は身体も弱っているので大変ですが、
ストレッチと体力に合わせた軽いウォーキングの習慣をつけて、
姿勢と血流を改善していきましょう!

なお、具体的な猫背改善のストレッチの方法については
こちらの記事もご参照ください。
参考:食事中の猫背は消化不良や肥満の原因?!美しい姿勢で健康に!!

この記事を書いたライター


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