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猫背の種類

あぐらが猫背になりやすい3つの理由!骨盤や体幹で根本から改善!

猫背で悩む人が増えているとはいえ、 ”ただ立っている時”に良い姿勢をとれる人は だんだん増えてきているように思います。

それは、”ただ立っている”だけなので 身体を前傾した猫背になる必要も特になく、 良い姿勢でいる事にだけ意識を集中できるからです。

ですが、座っている時はリラックスして脱力していたり、 もしくはデスクワークでパソコンを使うことに意識が集中するあまり、 猫背になっている人がまだまだ多いようですね。

仕事中の猫背はむしろ仕事に集中することでクオリティが上がるので、 私はそれほど悪いことだとは思っていません。

ただし、「例えば1時間ごとにストレッチで身体を伸ばし、 猫背のくせがついてしまわないようにすること」が必ず必要です。 そうでなく、プライベートでの座った姿勢でいる時には (猫背でいる必要がないので、)

なるべくよい姿勢でいるべきだとも思います。 特に畳の床に胡坐(あぐら)で座っていると猫背になりやすいですよね。

座っている姿勢を座位ともいうのですが、 座位と猫背について以下に詳しく書きます。

床に座っている人は自然と猫背になりやすい

日本人なら昔から胡坐はおなじみですね。 特に冬場の炬燵では、胡坐のまま猫背になることが多いと思います。

実は人はあぐらをかいている時、背筋をまっすぐ伸ばす事がとてもつらく感じられます。

その結果、無意識に骨盤を後ろに倒し(後傾)、背中を丸めて楽になろうとします。 実際、炬燵でそうしているととても気持ちがよくて、 日本人に生まれた幸せを感じますよね。

・・・ですが、長時間猫背で気持ちよさを感じていると、 その姿勢が楽なものとして身体に記憶され、 その後は毎回「胡坐+猫背」がセットになってきます。 人はもともとは背骨のような骨格で頭や身体の重さを支えています。 それが猫背になるということは、骨格でなく 首や肩、背中や腰の筋肉や靭帯のような軟部組織で支えることになります。

その結果、筋肉や軟部組織には過度の負担がかかり続け、 疲労が蓄積していきます。

疲労が蓄積した結果、筋肉が固く凝り固まっていき、 固くなった軟部組織が骨格を猫背の形に固定してしまいます。

血管は筋肉の中や隙間を通っているので、 筋肉が固くなると血流も悪くなり、 血流が悪くなるとたまった疲労も回復できなくなってきます。 最終的には、慢性的なコリや痛みを感じるようになるので猫背は良くないわけです。 (もちろん、「見た目が悪くなる」という外見上のマイナスもあります) 胡坐でいると自然に猫背になってしまうことは、 理屈抜きで実感される人は多いと思います。

では、胡坐でも良い姿勢を保つにはどうしたらよいでしょうか?

胡坐で猫背になりやすい理由

胡坐で猫背になりやすい理由は大まかに以下の3つが考えられます。

  1. 胡坐は足の位置が不安定で上体も落ち着かない
  2. 太ももの外旋(胡坐の時の足)は骨盤を後傾させやすい
  3. 体幹の筋力不足と猫背のくせ

結局、胡坐での猫背は骨盤が後傾することで起こるわけですが、 さらにその原因としては、胡坐で背すじを伸ばした時の不安定さ骨盤外旋筋の働き、現代人の運動不足による体幹の筋力低下など が考えられるわけです。

つまり、もともと胡坐は猫背になりやすい要素を含んでいるので、 胡坐のまま良い姿勢を保とうとすることには無理があると思います。 正座の方が骨盤をまっすぐ立てやすく良い姿勢を維持しやすいのですが、 やはり体幹の筋力低下や身体に猫背のくせがついているとなかなかつらいようです。

胡坐でも良い姿勢をとる方法

胡坐でも良い姿勢をとるためには、 先ほどの原因を解決して骨盤を立てられれば良いわけです。 不安定さを解消するためにはお尻の下に座布団を入れて少し高くすると安定します。 実際にそういった商品も販売されていますね。

猫背になりにくい!ビーズたっぷり あぐら座椅子 「くつろぎ あぐーら」 (グリーン色)

また、「仙骨クッション『仙律』」のようなクッションもおすすめです。

仙律クッション

一応そういったグッズを使わないで安定させる方法として、 お坊さんが座禅するときの足の組み方もご紹介しておきます。

「結跏趺坐」とか「半跏趺坐」と呼ばれる座り方で、 下の足の足先を上の足に乗せるようにする座り方です。

これは骨盤を立ててよい姿勢を取りやすいのですが・・・ 身体の固い初心者にはできなかったり、 リラックスできそうにないのがネックですね。 ただ、もともとヨガなどの経験者にとっては、 慣れていてやりやすいポーズかもしれませんね。 太ももの外旋については、胡坐をかく以上は対処しようがないと思います。 また、体幹の筋力不足と猫背のくせについては、 もともと現代人が運動不足になりがちなことに加えて、 長期間猫背でいることが原因といえます。

ただし、「筋力不足だから」と言って「猫背のくせがついたまま」筋トレをしても、 猫背の上に筋肉が増量して悪化する可能性があります。

よって、ストレッチで猫背のくせがついて固まった身体を伸ばし、 良い姿勢を身体で記憶するようにしていくことをおススメします。

結局、座位での姿勢は骨盤によって決まるといえます。 よって、正座でも胡坐でもしっかり骨盤を立てて座るようにしてみてください。 骨盤を立てる時は、「お尻の穴が真下を向くようにする」イメージです。 (もちろん、お尻の下に座布団を入れて少し高くしてもよいですね)

骨盤を立てるためのサポートグッズとしては、補正下着もおすすめです。 女性用は下半身に「整体ショーツNEO+」上半身には「整体キャミREI」、男性用骨盤パンツには「整体パンツZERO」などがあります。 こうしたグッズを活用して以下のストレッチをすると、より骨盤の歪みを改善しやすくなるでしょう。

猫背を改善するストレッチ

骨盤を立てることができるようになったら、 上半身を伸ばして姿勢を良くするストレッチをやっていきましょう。

1、胸を突き上げるようにし、顔も後ろに引くようにします

2、両手を万歳するようにあげて、身体ごとできるだけ後ろにそらせます

3、全身が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ

4、10秒経ったら、肩の力をぬいて「ストン」と腕をさげましょう

5、顔も引いた位置のまま、うなじ(首の後ろ側)を上に伸ばすようにしてください

一番簡単な身体を伸ばすストレッチです。 ストレッチの後は身体でよい姿勢を記憶すると同時に、 鏡でも自分の姿勢をマメにチェックして 今まで錯覚していた感覚(位置覚・運動覚)も修正していきましょう。

横になってストレッチをするときは、こちらのグッズ「背すじのびのび枕」を使用すると、骨盤の歪みを改善しやすくよりスッキリできます。

まとめ

床に座った時、特に胡坐を書いた時の猫背は改善が大変です。

それは胡坐自体に骨盤を後傾させるような要素がある上に、 現代人である私たちは良い姿勢を維持する 体幹の筋力が低下していることなどが原因です。 よって、胡坐をかくなら骨盤を立てやすいよう、 座布団でもいいのでグッズを使ってみたり、 普段からストレッチで体幹を伸ばし、 よい姿勢のくせを付けるようにすることをおススメします。

姿勢とストレッチについては以下の書籍でも詳しくご紹介しています。

姿勢の教科書

『一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書』(マキノ出版)  

『ねこ背は10秒で治せる!』(マキノ出版)  

骨盤を立てるために、以下の補正下着を着用するのも効果的です。

整体パンツZERO

整体ショーツNEO+

 

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