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猫背の治し方

就寝中の腰痛は放置すると危険!3つの方法で改善を!

日本人の約90%が腰痛の経験あり!

日本人の約90%が腰痛の経験あり!

よく「日本人の国民病」ともいわれる腰痛ですが、
なんと「日本人全体の90%が一生に一度は腰痛を経験する」
ともいわれています。

(参考リンク:「腰痛top>腰痛に関する統計データ」

しかもアメリカでも腰痛に悩む人は年々増えているそうで、
45歳以下の就業不能原因の1位でもあるそうです。
収入にかかわってくるだけに切実な話ですよね。

世界的に問題となっている腰痛。

そんな腰痛ですが、起きて動いている間は兎も角、
普通であれば横になって寝ている間は痛みがないものです。

特に睡眠は体を回復させるものですから、
起きた時には腰痛も楽になっていなければなりません。

所が、実際には寝ている間や朝起きた時の腰痛を訴える人が少なくないのです。

これに対してどう対策すればいいのか、これから順をおって書いていきます。

腰痛になる4つの原因

腰痛全体を見た場合、その原因にはまず以下の3つがあり、
これに「寝ている間のもの」を加えて4つになります。

1、猫背(不良姿勢)による「筋肉の負担増加」

猫背は腰の筋肉に過度の負担がかかる

猫背は腰の筋肉に過度の負担がかかる

猫背は背中が丸くなるだけでなく、実は骨盤のゆがみが原因しています。

土台である骨盤がゆがむと、上半身はまっすぐ立ってはいられなくなり
腰を反らしたり、背中を丸めたりして倒れないようバランスをとります。

その結果、反った腰の部分の筋肉には、普通よりも過大な負担がかかってくるため、
筋肉や腰の骨に疲労がたまってガチガチに硬くなり、腰痛がおきます。

2、腎臓病、十二指腸潰瘍、婦人科系疾患など「内臓系の病気」

内臓の病気も腰痛の原因に?!

内臓の病気も腰痛の原因に?!

お腹の中にはいろいろな内臓が入っています。
それがなにかの病気で炎症を起こしたりすると、
その内臓の表面にあるお腹や腰の筋肉にも神経を通じて影響があります。

その結果、筋肉が硬くなりその部分が痛くなるわけです。
(「内臓-体壁反射(ないぞう-たいへきはんしゃ)」といいます)。

3、圧迫骨折や側弯(そくわん)症などによる「骨の問題」と「神経の問題」

背骨の変形も腰痛の原因になる

背骨の変形も腰痛の原因になる

閉経後の女性はホルモンバランスがかわるため、
年とともに骨がスカスカになり、弱くなります。
(「骨粗しょう症」といいます)

弱くなった骨はちょっとしたことで簡単につぶれるのですが、
(「圧迫骨折」といいます)
高齢者の場合では骨の痛みではなく、漠然と腰の痛みとして感じられてしまう事が多いのです。 

また、側弯(そくわん)症とは、背骨が横方向にカーブする病気です。
発症する原因は、遺伝による生まれつきであることが多いです。

背骨のカーブが強くなっていくと、背骨のわきの筋肉に強い負担がかかります。
腰の部分で強い負担がかかった際には腰痛を感じるわけです。

また、背骨のすぐ後ろ側には脊髄神経という大事な神経があり、
上記のような背骨の変形によって、脊髄神経が圧迫されても
背中や腰に痛みやしびれを感じることもあります。

そして、4番目が「寝ている間の腰痛の原因」です。

4、寝ている間の姿勢が悪い「背骨のカーブの問題」

寝ている間の姿勢も腰痛の原因になる可能性がある

寝ている間の姿勢も腰痛の原因になる可能性がある

起きている間の不良姿勢も問題ですが、寝ている間の姿勢も実は重要です。
先ほどの側弯症も”背骨のカーブが問題”でしたが、寝ている間も同様に問題になります。

背骨に影響するものは、主に寝具と姿勢です。

➀寝具の柔らかさ

寝ている間の身体は脱力状態なので、
布団マットや枕次第で姿勢が不自然になることもあります。

例えば、低反発マットのようにや体が沈み込む寝具では、
腰の部分が沈み込んで固定されてしまうために
腰の骨のカーブが強くなったまま、つまり腰痛を悪化させてしまう危険があります。

②寝ている時の姿勢

寝ている時の姿勢も背骨のカーブに影響します。

例えばうつ伏せだと、背骨のカーブが若干後ろに反るようになり、
反り腰気味になるので腰にかかる負担が増大します。
(首の骨もゆがみやすいです)

また、仰向けで膝が伸びきっている姿勢も
腰痛の方には腰に負担がかかってよくありません。

※横向きで身体を丸くすると反り腰と逆の姿勢になるので、実はおススメです。

※これら4つの原因のどれか一つがあなたの腰痛の原因のこともあれば、
いくつかが同時に原因となっていることもあります!

(寝ている間の腰痛が、実は内臓病が原因のこともあるわけです)

ご高齢の方や内臓の不調にお心あたりのある場合、
一度きちんと内科医や整形外科医を受診して検査を受け、
もし病気が見つかった場合はしっかり治療を受けられた方が良いです。

寝ている間の腰痛 3つの解消法!

さて、内臓の病気や圧迫骨折等がなかった場合は、
これからご紹介する「寝ている間の腰痛解消法」を実行なさってください。

1、柔らかすぎる寝具は使わない

身体がしずむほどやわらかい寝具は腰に悪い

身体が沈むほどやわらかい寝具は腰に悪い

体が沈み込むような柔らかい布団マットは、
お尻(骨盤)部分が深く沈むため、
背骨のカーブが腰の部分で普通より曲がります。

寝ている間、背骨がそういう不自然なカーブを描いていると、
背骨のわきの筋肉に余計な負担がかかり、腰の筋肉が疲労して腰痛となります。

それを防ぐためには体が沈み込まないような
ほどほどの硬さ(柔らかさ)の布団マットをご使用ください。

2、寝る時は上向きか横向きで、うつ伏せはNG

うつ伏せ寝はNG!

うつ伏せ寝はNG!

うつ伏せで寝ると背骨が後ろに反って反り腰が強くなります。
反り腰とは、骨盤の上の腰の部分で体が後ろに反った姿勢です。

その状態だと腰の筋肉に普通よりも負担がかかるため
腰痛や腰の重さ・こりのような違和感が強まります。

そのため、うつ伏せ寝は腰の反りを助長するリスクがあるので良くありません。

先ほども少し書きましたが、横向きで体を軽く丸めると、
反り腰と反対に腰の筋肉が伸びて楽になるので
腰痛や違和感が解消してきます。

また、上向きでも腰に過度の負担がかかることはありませんが、
膝が伸びきっていると腰の筋肉も緊張してしまうので、
膝の後ろの筋肉は、ふとももの後ろ~お尻を経て腰の筋肉につながっているためです
膝の下に足枕やタオルを丸めたものを入れて、軽く膝が曲がるようにすると良いです!

3、心身のリラックスを

定期的なストレッチでリラックスを!

定期的なストレッチでリラックスを!

上記2つをやっても腰痛が解消されない場合は、

  1. すでに腰の筋肉がガチガチに固まっている(身体の問題)
  2. ストレスで寝ている間も常に身体が緊張状態でいる(心の問題)

こういった心身両面の問題があると考えられます。

その場合は、日ごろからストレッチで腰の筋肉をほぐしたり、
好きな事でストレス発散をして、
心身をリラックスさせ疲労をためないようにすると
だんだん腰痛も解消されてきますよ!

ご近所の整体院や整骨院にご相談されるのも良いですね。

まとめ・寝る時は上向きか横向きでリラックス

寝る時は身体に負担がかからない姿勢でリラックスを

寝る時は身体に負担がかからない姿勢でリラックスを

本来、寝ている間は疲労が回復され、体の痛みも解消されるものです。

それなのに、寝ている間に腰痛がある場合は、まず寝方や睡眠環境を見直してみましょう。
寝具は適度な硬さ(柔らかさ)寝る姿勢は横向きで!
(上向きの場合は膝の裏に丸めたタオルを!)

早く取り組むほど、腰痛が解消されるのも早いです。

また、慢性的に腰痛がひどい場合は、一度キチンと治療を受けたたり、
腰のストレッチや、好きな事で心身をリラックスさせるよう心がけてみてくださいね!

 

この記事を書いたライター


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