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猫背の治し方

猫背は週1回だけの猫背矯正で本当に治るの?整骨院に通う効果的な頻度とは

「猫背は週1回の通院で本当に直るの?」

自分の猫背が気になった人が、
猫背矯正をやっている整骨院や整体院に
相談に行くことは今では珍しくないでしょう。

その人の猫背の程度にもよりますが、
1回猫背矯正を受けただけでは
その時は良い姿勢になっても
1週間もするとまた元の猫背に
戻ってしまいがちです。

そこで、しばらく継続して
通院してしっかり猫背を直すことを
薦められるわけですが
週1~2回くらいが多いようです。

ですが、長年猫背で悩んできた人にとっては、
「本当にそれで猫背が直るの?」
と不安に思い、冒頭のような疑問がでるのも
無理のないことかもしれません。

ですが、週1回というのには理由があります。

以下で詳しく書きます。

猫背が直らないのは「形状記憶」が原因

1回猫背矯正を受けてよい姿勢になっても
1週間もすると猫背に戻ってしまうのは
「形状記憶」が原因です。

形状記憶シャツは自動的に元に戻る

形状記憶シャツは自動的に元に戻る

今は、「形状記憶」というと
一般には「形状記憶シャツ」というワイシャツが
比較的知られているかもしれません。

つまり、一度選択をしてシワクチャになったワイシャツが
アイロンをかけなくても干すだけで
元のシワの無い状態に戻る機能があります。

人の身体の形状記憶も同様です。

猫背を形状記憶してしまっているので
ただ猫背矯正で良い姿勢をとれても
やがて猫背に戻ってしまうのです。

猫背の形状記憶は骨格や筋肉、
姿勢や動作の感覚にあるので、
それらを解除する必要があります。

週1回で3ヶ月=12回の通院が基本

1ヶ月が4週間として3ヶ月で12回の猫背矯正が基本になる

1ヶ月が4週間として3ヶ月で12回の猫背矯正が基本になる

形状記憶の解除のためには
ある程度の期間=回数の通院も
必要になってきます。

人の筋肉や感覚が変わるために
「必要な期間はおよそ3ヶ月」といわれているので、
1ヶ月を4週間としてカウントすると
3ヶ月は12週間なので猫背矯正も12回が
基本パターンになります。

ちなみに整骨院や整体院に行かず
ストレッチなどで自分で姿勢を良くする場合も
約3ヶ月かけるつもりで継続すると
成功しやすいです。

猫背の矯正にはセルフケアも必要

猫背矯正には普段のストレッチも必要

猫背矯正には普段のストレッチも必要

とはいえ、猫背矯正を3ヶ月間継続する間、
自分でもよい姿勢を維持するような
セルフケアが必要です。

セルフケアの目的は、
猫背矯正で正しく伸ばされた骨格や筋肉の維持と
猫背を自然で楽に感じているような感覚の修正です。

猫背は今までの姿勢や動作が原因となって
身体に形状記憶されてしまったので
その原因を根本から解消するためです。

セルフケアの方法について

骨格や筋肉の良い姿勢は毎日の簡単ストレッチで維持

ストレッチはすぐできる簡単なものがおススメ!

ストレッチはすぐできる簡単なものがおススメ!

猫背矯正を受けた後の良い姿勢を維持するためには
毎日継続できるような簡単なストレッチがおススメです。

猫背を改善する方法はいろいろありますが、
ストレッチで自然に身体を伸ばす以外は
現在のところあまり良い方法がないようです。

筋トレには猫背が悪化するリスクも・・・

筋トレには猫背が悪化するリスクも・・・

例えば、「猫背は体幹を支える筋力の低下」だとして、
筋トレで猫背を直す方法を紹介するインターネットのサイトがあります。

確かに加齢による筋力低下で猫背になる高齢者などは
ある程度の筋力をつける必要がありますが、
良い姿勢がわかってないまま筋力をつけると
猫背の上に筋肉がのってかえって悪化するリスクがあります。

また、各種の「姿勢矯正ベルト」もよく
通販サイトで見かけますね。

これも一見良さそうな声を聞きます。

良い姿勢が取れるようになってから
それを「維持する目的」で使うためには
良いかもしれません。

ですが、ベルトの力で強制的に身体を伸ばされるストレスがある上、
顔が前に出た顔出し型猫背の人の首には干渉しないので
総合的にはイマイチな感じがあります。

上記のようなことを考慮すると
ストレッチが今のところはべストと考えます。

また、ストレッチは週1回まとめて1時間行うより
毎日1分行う方が姿勢の改善に効果があります。

そのため、なるべく簡単にできるストレッチが良いのです。

姿勢の感覚は鏡でマメにチェックを

鏡でマメに姿勢をチェックして身体で記憶する

鏡でマメに姿勢をチェックして身体で記憶する

長年、猫背でいるとそれを普通に感じ、
良い姿勢をとると違和感を感じることがあります。

猫背で背中が丸かったり顔が前に出た姿勢に慣れた人は、
猫背矯正で背筋が伸びた良い姿勢になった際に
「身体が後ろに行っている気がする」
という感想を聞くことがあるからです。

しかし、そう言う人でも鏡でご自分の姿勢を
見ていただくと(驚いて)納得されます。

身体の感覚は慣れによって錯覚することはあっても
目で見た視覚はごまかせないからです。

以後は、駅ビルやデパートなどで
マメに自分の姿勢をそこにある鏡で見て
「今、よい姿勢になっているかな?」
とチェックしていると良い姿勢の形状記憶ができてきます。

ストレッチはまず骨盤を動かすことから!

猫背を直す時はまず骨盤から!

猫背を治す時はまず骨盤から!

猫背を直すストレッチというと
背中の肩甲骨を寄せるようなものが
よく紹介されていますよね。

その方法自体も実はよいやり方ではないのですが、
そもそも猫背は身体の中心にある骨盤から
見直していかなければなりません。

長時間のデスクワークや立ち仕事をしていると
自分では気が付かないうちに骨盤が歪み、
その結果、上半身もまっすぐでいられなくなって
猫背になっていくからです。

そのため、ストレッチをする時も
まず骨盤から始め、
それから背中や首、肩といった
所のストレッチをしていくと良いですね!

骨盤の歪みを大きく分けると、
お尻が出っ張った前傾と
お尻が引っ込んだ後傾があります。

それぞれ太ももや体幹の前後の筋肉を
ストレッチして骨盤をまっすぐ立ててください。

3つのセルフケアストレッチの方法

骨盤前傾の人向けストレッチ

太ももの前の筋肉を伸ばして骨盤前傾を改善

太ももの前の筋肉を伸ばして骨盤前傾を改善

1.壁などのそばに、両足を肩幅に開いて立ちます。
2.右膝を曲げ、右手で右足の甲をつかみます
3.両膝の間が離れないようにし、太ももの前が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
(ふらつくようなら、壁に左手をついてください)
4.10秒経ったら、左足も同じようにおこなってください

骨盤後傾の人向けストレッチ

太ももの後ろの筋肉を伸ばして骨盤後傾を改善

太ももの後ろの筋肉を伸ばして骨盤後傾を改善

1.椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばして踵を床につきます
2.右つま先を自分の方に向け、右ひざの上に両手をあてます
3.背中を反らしてお腹を突き出すようにして身体を前傾させ、右太ももの後ろ側を伸ばします
4.太ももの後ろ側が伸びて気持ちが良い所で10秒キープ
5.10秒経ったら反対側も同様にします。

よくお腹を突き出さずに、背中が丸くなっている人がいますが、
それでは太ももの後ろが伸びてこないのでご注意ください。

上半身をまっすぐにするストレッチ

骨盤が立ったら上半身の猫背もストレッチで改善!

骨盤が立ったら上半身の猫背もストレッチで改善!

1.足を肩幅に開いて立ちます
2.ゆっくり両手をあげてバンザイをしていきます
3.手がいっぱいまで上がったら胸も斜め上に突き上げるようにします
4.合わせて、なるべく顎が上がらないようにしながら首を後ろに引きます
5.手、胸、首をいっぱいまで伸ばしたところで10秒キープ
6.10秒経ったらその姿勢のまま、身体の力をぬいて手を下ろします

繰り返しになりますがストレッチの後は、
鏡でご自分の姿勢がまっすぐになっているかチェックし、
今度は”良い姿勢のくせ”を身体につけるようにしていきましょう。

まとめ・猫背矯正は週1回×3ヶ月が効果的!

猫背の人が猫背矯正を1回や2回受けただけでは
すぐ元の猫背にもどってしまいます。

それは身体に猫背の形状記憶があるからです。

それを解除するためには週1回約3ヶ月間、
継続して施術を受ける必要があります。

また、猫背矯正の施術を受けると同時に
自分でもストレッチや鏡を使った
セルフケアも行うことも必要です。

つまり、猫背を本当に直すためには、
一定期間、施術家と猫背の方とで
一緒に改善していくスタイルが効果的なのです。

この記事を書いたライター


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