美しい立ち姿、それは誰しもが憧れるものですね。
美しい立ち姿のお手本としてキャビンアテンダント(CA)が思い浮かびます。
上記のリンク先ページでは、美しい立ち姿の基本5か条をあげていて、 その1番目が「肩甲骨を内側に寄せる」というものでした。
逆にいうと美しくない姿勢は肩甲骨が外に開いた状態になっているわけです。 その姿を前や横から見ると肩が前に巻き込んでいるために、 「巻き肩」とよばれ、猫背の一種(前肩型猫背ともいいます)となっていますす。
よく「肩こりは女性のお悩みのNO.1」とも言われるのですが、 それは、この「巻き肩」が原因でもあります。
ではなぜ、「巻き肩」になるのか? どうしたら改善できるのか?
それをこれから書いていきます。
巻き肩の原因と猫背の関係
どうして巻き肩になるのか?
例えば、デスクワークで長時間パソコンに向かっている時には、 自然と腕が前に出ているので腕のつけ根にある肩(肩甲骨)も前に出て「巻き肩」になります。
長時間その姿勢でいると、肩の関節や筋肉に負担がかかりつづけるので疲労でだんだん固まっていきます。
固まってしまった肩は、そういう姿勢のクセがついてしまうので、 仕事以外の時間でもそのまま元の位置に戻らなくなってしまうのです。
「巻き肩」の状態でガチガチにかたくなった肩は、 常に負担がかかるために慢性的にコリや痛みを感じるようになってしまうわけです。
ちなみに、それ以外の原因には、 生まれつき疲れやすい体質という場合があります。 朝起きた時から疲れを感じているので自然と肩が落ちて、なで肩になったり、 巻き肩になってしまう・・・というわけです。
現代では男性も女性も同じようにデスクワークをしていますが、 女性の方が肩こりになりやすい理由としては、 筋力不足、低血圧からの血行不良、運動不足などが考えられています。
巻き肩と猫背の関係
巻き肩は肩が前にでて、背中が横方向で丸くなった状態です。 これは、猫背を4つに分類した場合の「前肩型」にあたり、猫背の一種なのです。 【猫背の4つのタイプ】
- 円背肩(背中の上の部分が丸い)
- 前肩型(肩が前に出ている・巻き肩)
- 顔出し型(首が前傾して顔が前に出ている)
- 首無し型(首が両肩の間に埋もれている)
巻き肩の場合、肩の位置が悪い「前肩型」であることはもちろんですが、 人によっては「顔が前にでている顔出し型」など他の部分の猫背との複合型もあります。 猫背の人は、とにかく”見た目”がなんだかしょんぼりして 「元気がない」とか「自信がない」ようにも見えがちですよね。 特に学校の先生や司会をするような人前に出て 注目される仕事をする人にとって大いにマイナスです。
また、猫背は、肩や首のコリ、頭痛などが慢性的にひどくなりますので ぜひ姿勢を良くして改善しましょう! 猫背・巻き肩など姿勢についてはコチラの書籍でより詳しくご覧いただけます。
小林篤史の著書には他に、
『ねこ背が治る!寝たまま「耳ピタ」ポーズ』(KADOKAWA)
などがあります。
巻き肩の改善法と注意点
肩甲骨まわし体操
- 肩幅に足を開き、肩の力をぬいて立ちます(座った状態でもOKです)
- ゆっくり10秒かけて、両肩をできるだけ後ろに回します
- 最後は脱力して肩をストンと落とします
- 毎日1回継続してください
ストンと肩を落とす時には肩の位置がもとに戻るだけでなく、 肩こりもスッキリして気持ちの良い感覚がします。
ただし、また長時間のデスクワークの後には巻き肩に戻ってしまいますが、 マメに体操を行っていただくことでだんだん良い姿勢のクセがついてくるので大丈夫です!
巻き肩改善の注意点・筋トレや姿勢矯正グッズについて
➀猫背のままの筋トレは効果なし
巻き肩のまま筋トレをやっても改善の効果は期待できません。
なぜなら巻き肩に限らず猫背では、 一部の筋肉のみがガチガチに固まって短縮しているので そのままトレーニングしてしまうとむしろ巻き肩(猫背)は悪化してしまうからです。
まず先ほどの体操で肩の位置を一度良い姿勢にもどして、それから肩まわりの筋肉を バランスよくトレーニングすると効果が期待できます。
②同じく姿勢矯正グッズもいきなりでは効果なし
姿勢矯正ベルトも、一度姿勢をよくして、 それを維持する目的で使うなら良いと思います。
というのも、実際に今まで猫背矯正ベルトで猫背をなおそうとした人に 話を聞いたことがありますが、結局苦しくて長続きしなかったそうなのです。
その理由は、体は猫背でガチガチに筋肉や骨格が固まったままなのに、 矯正ベルトでむりやり引き延ばそうとすると、まるで拷問みたいになってしまうのからなのです。
巻き肩改善におすすめの補正下着「整体キャミREI」
巻き肩や猫背を改善するときに着用をおすすめしたいのが「整体キャミREI」です。
整体の先生が開発した補正下着で、着用することで正しい姿勢を保ちやすくなります。
詳しくはこちらのバナーからご覧いただけます。
まとめ
「巻き肩」のについて今回は以下のことを書いてきました。
- 巻き肩とは、肩甲骨が前にスライドして肩や腕が前に出た「前肩型の猫背」
- 原因は普段デスクワークでしている姿勢や、体質的に疲れやすいこと
- 巻き肩の改善策は硬くなった肩の筋肉をストレッチで伸ばして元の位置に戻すこと
そして、巻き肩の改善方法は、3つです。
- 肩甲骨まわし体操で肩の位置を元に戻す
- デスクワークで巻き肩に戻ってもマメに体操すればOK!
- 良い姿勢で行えば、筋トレや姿勢矯正グッズも効果あり
巻き肩に限らず、猫背は見た目も元気なさそうにも見えますし、 首や肩のこりもひどくなるのでぜひ改善をなさってください。
また、巻き肩といっても人によっては他の部分の猫背も同時にある事があります。 一度体全体の姿勢もチェックして、姿勢をよくしていきましょう!
猫背を改善するために、以下の骨盤の歪みを改善するのも効果的です。