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猫背が原因で起きる疾患

頭痛や不眠も猫背が原因!?今すぐ4つの方法で改善を!!

「私の肩こりは猫背が原因だと思うんです」
そんな風に、肩こりなどのつらい症状が”姿勢の悪さからきている”と感じている人が増えています。

猫背そのものは病気ではないものの、
猫背が肩こりに限らず、様々な症状の原因だとなんとなく感じているわけですね。

ですが、それは単なる思い込みや気のせいではありません。
実際、猫背は体のフィジカルな面とメンタル面の両方に影響をあたえ、
病気やつらい症状を引き起こす危険があるのです!
その病気について知ると共に、猫背の改善方法について見ていきましょう!

 

猫背によって心身におこる病気や症状について

1、フィジカル面での様々な病気・症状

①肩こり、腰痛など

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ずっと猫背の姿勢でいると、肩や背中、腰に過度の負担がかかります。
そうすると、そこの筋肉・靱帯にも変性がおこって固くなり、
その部分にコリや痛みを感じるようになってきます。

②野球肘・肩、水泳肩などのスポーツ障害

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猫背で生じるスポーツ障害とは、
同じ動作の繰り返しによって負担のかかった部分に痛みが生じ、慢性的な症状となることを指します。

猫背の人は肩(肩甲骨)が普通より前に出ているために、
後ろに大きく振りかぶるような肩の動きができません。

その状態のままピッチング動作で大きく腕をうしろに振りかぶり続けると
肩にある肩甲骨と腕の骨をつなぐ靱帯や筋肉が炎症をおこし、「野球肩」になります。
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また、肩を大きく使えない場合は「手投げ」になってしまうため、
肘を酷使してのピッチング動作になります。
その結果、肘の周りの靱帯や筋肉が炎症をおこして「野球肘」になるわけです。

因みに、スポーツ障害と似た言葉にスポーツ外傷があります。
スポーツ外傷とは、スポーツのプレー中に
接触などの明らかな事故(外力)で怪我をすることです。

③内臓系の病気・症状=循環器、消化器、婦人科系など

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循環器疾患

血管は、筋肉の間や筋肉の間も通っています。
ずっと猫背でいるために筋肉が硬くなると
血管は圧迫されて血流が悪くなります。

そうするとその部分に疲労物質がたまったまま
慢性疲労や低体温、むくみが起きてきます。

また、血液は心臓のポンプ作用で全身に送られているので、
血流が悪くなると心臓にも負担がかかってきて、
高血圧や心筋肥大、狭心症などの病気のリスクが高まります。

消化器疾患

猫背の姿勢は背中をまるめて胸がつぶれた状態です。

胸がつぶれると中の肺や心臓が押さえつけられた状態になり、
さらにその下のお腹の内臓も上から圧迫することになります。

そうして上から押された内臓は胃下垂などの内臓下垂を起こしたり、
圧迫されることで消化不良などの働きの低下をおこして、
やがて病気になるリスクが高まります。

婦人科系疾患

女性の場合は、男性と違って、子宮や卵巣がお腹の中にあります。
それらの内臓も上から圧迫されて機能低下を起こします。

その結果、月経不順や不正出血、下腹部の不快感などの発症や悪化のリスクが高まります。

④脳、自律神経への影響

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猫背で顔が前に出ていると、首の骨(頸椎)や後頭骨の位置がずれるため
後頭骨の中にある「間脳」に影響を与えます。
「間脳」は自律神経の「働きの中枢」なので、自律神経の働きが乱れる原因となります。

また、自律神経の「幹」は背骨のすぐわきにあります。
猫背で背骨のカーブが強くなると、やはり自律神経に影響を与えるため、
働きが乱れます。

その結果、自律神経失調症(不眠、動悸、めまいなど)のリスクが高まります。

2、メンタル面への影響

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これまで書いてきた猫背のフィジカル面への影響は、さらにメンタル面へも影響を及ぼしてきます。
それは主に自律神経の働きの乱れが原因です。

➀不眠

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自律神経は、本人の意識と関係なく体の働きを正常に保ちます。

交感神経と副交感神経というそれぞれ反対の働きをする2つの神経が
その時々に合わせて切り替わる事で体を正常に保っているのです。

例えば、夜寝る時には交感神経から副交感神経に切り替わります。

しかし、自律神経の働きが乱れていると副交感神経へ切り替わらず、
交感神経が興奮したままでいるために不眠となってしまうのです。

②頭痛

慢性的な頭痛の場合、何か病気がある場合を除いて、
筋緊張性頭痛と言って猫背による首の筋肉の緊張が原因です。

また、女性の場合は生理前にホルモンバランスが乱れる事から
偏頭痛になる事も珍しくありません。
特に猫背の人は症状が悪化するので、猫背を矯正するだけで症状が改善することがよくあります。

③イライラしやすい

猫背で胸(肺)がつぶれて呼吸が浅いと、常に脳は酸欠になっています。
酸欠状態の脳は、精神的な余裕もなくなるためイライラしやすくなります

また、自律神経の働きが乱れ、常に交感神経が興奮していると、
それもイライラしやすい原因となります。

交感神経は、闘争・逃走の神経ともいわれ、体を緊張状態にするためです。

猫背を改善する4つの方法!

➀ストレッチや筋トレで固まった身体を伸ばす

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よく「筋トレで猫背をなおす」という話を聞きますが、
残念なことに、猫背のままただ筋トレをしても、猫背の上から筋肉がのるだけです。
やるなら姿勢に詳しいトレーナーの指導を受けるなどしましょう!

ですが、それよりストレッチでガチガチにかたまった背中や肩の筋肉を伸ばす方がおススメです。
比較的すぐできて、効果も実感しやすい為です。

②柔らかすぎる寝具は使わない

適正な枕の高さ・マットのかたさで、背骨のカーブが自然にまっすぐになるようにしてください。
高すぎる枕は、首から背中にかけての背骨のカーブが不自然になるため猫背が悪化します。
また、柔らか過ぎるマットは体が沈むのでやはり背骨のカーブがゆがんでしまってよくありません。

因みに、「横向きだと猫背になる」という話も聞きますよね。

人間は一晩に20~30回寝返りをうちます。
寝ている間、ずっと横向きでいるわけではありませんから、あまり気にしなくてもいいと思います。

ただし、うつ伏せは呼吸のために顔が横をむくため、
首の骨(頸椎)がゆがみやすいので避けてください。
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③食事は栄養よりも食べてる姿勢が大事

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空腹時には、理性よりも本能が強く前面に出がちです。
その結果、猫背が悪化しやすいので、
落ち着いて良い姿勢を保ったまま食事をするよう心がけましょう!

④猫背矯正をうける

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姿勢の専門家のいる治療院で猫背矯正を受け、
それ以降も自分で姿勢を維持する方法を指導してもらうのが一番間違いないです。

ここまでご紹介してきた猫背を改善する4つの方法は全て体の外面の事でした。
ですが、実はもう一つもっと根本的で大事なものがあります。

それは、「自分のまっすぐな姿勢」を知り、「体に記憶させる」という内面の事です。

それがわかってないままだと、結局
今の自分が猫背なのか?
良い姿勢なのか?
真っ直ぐがどこなのか?

わからないままになってしまいますよね?

良い姿勢を知って身体で記憶するには、
4つの方法で姿勢を良くした後に、
その良い姿勢を鏡で見て身体で記憶する、

という方法をとってください。
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まとめ

猫背は見た目が悪いだけでなく心身両面で病気の原因になるので
早目に改善するようおススメいたします。

改善について今まで色々と述べてきましたが、
その際の原則はたった2つといえます。

  • 猫背で硬くなった骨格や筋肉をほぐすという外面の事
  • 自分のまっすぐな姿勢を知り、体に記憶させるという内面の事

たったこれだけです。

この原則を踏まえた上で自分にあった改善策を実行すれば
猫背は改善されてきますのでぜひがんばってみてくださいね!

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